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怪奇探偵小説名作選(9) 氷川瓏集 睡蓮夫人 ちくま文庫

氷川瓏【著】, 日下三蔵【編】

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商品詳細

内容紹介 内容:乳母車. 春妖記. 白い蝶. 白い外套の女. 悪魔の顫音. 天使の犯罪. 風原博士の奇怪な実験. 浴室. 窓. 睡蓮夫人. 天平商人と二匹の鬼. 洞窟. 陽炎の家. 華胥の島. 路地の奥. 風蝕
販売会社/発売会社 筑摩書房/筑摩書房
発売年月日 2003/08/06
JAN 9784480038364

怪奇探偵小説名作選(9)

¥2,200

商品レビュー

5

4件のお客様レビュー

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2010/05/28

まったく著書のない作…

まったく著書のない作家の短編集。アンソロジーでしか読めなかった貴重な作品が収録されている。

文庫OFF

2018/09/24

怪奇探偵小説名作選の一巻ですが。探偵小説……なのかどうかはやや微妙。怪奇の要素は充分にあります。でも一番近い表現は、幻想小説なのかも。ただもちろん、「怪奇探偵小説」という文言に食いつく読者にとっては不足のない内容だと思います。 やはり最初の「乳母車」にやられちゃうなあ。物語の筋だ...

怪奇探偵小説名作選の一巻ですが。探偵小説……なのかどうかはやや微妙。怪奇の要素は充分にあります。でも一番近い表現は、幻想小説なのかも。ただもちろん、「怪奇探偵小説」という文言に食いつく読者にとっては不足のない内容だと思います。 やはり最初の「乳母車」にやられちゃうなあ。物語の筋だけだとたいしたことないのだけれど、じっくり読み進むごとに美しい情景に飲み込まれ、そしてあのラストにぞくりとさせられます。それほど恐ろしいものが登場するわけではなく、むしろ綺麗なのになぜか怖い。 「天使の犯罪」もいいなあ。これが一番探偵小説といえる作品かも。恐るべき犯罪者の末路には鳥肌が立ちますが、同時にこれほど悲しい犯罪の末路もそうそうないのでは。

Posted by ブクログ

2016/11/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「乳母車」が幻想小説の白眉として割と有名な作品かな? とても寡作な方だそうで。 確かに雰囲気のある作風ですが、 いかんせん、読み進むとパターンというか 小道具が重複するものが多くて・・・ 女性なんか皆おなじようなキャラクターだし。 あんまり時の流れで風化しないジャンルのはずなのに 微妙に古臭さを感じるし。 寡作もむべなるかなあ。 ただ一作、「窓」が拾い物。 プロットに展開に伏線にまったくムダがなくて 結末にきっちり焦点が合ってて、素晴らしい。 阿部昭のよくできた短編のような味わいでした。 あと、どうでもいいことで・・・ 「陽炎の家」に出てきたんですが、 モーツァルトのピアノソナタに ト短調ってありましたっけ??ご存知の方、教えてくださいな。

Posted by ブクログ

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