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OZの迷宮 光文社文庫

柄刀一【著】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 光文社/光文社
発売年月日 2006/05/10
JAN 9784334740597

OZの迷宮

¥220

商品レビュー

3.5

11件のお客様レビュー

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2024/01/12

著者の代表的な探偵である南美希風が初めて登場する作品。女性と思っていたら男性だったのか。連作短編の体をとっているのだが全て読むと繋がっているという構造なのだがそれ以上に面白い仕掛けもあったり、なかったり。ミステリとしてはペンネームの由来となっているカー寄りでそれよりも島田荘司さん...

著者の代表的な探偵である南美希風が初めて登場する作品。女性と思っていたら男性だったのか。連作短編の体をとっているのだが全て読むと繋がっているという構造なのだがそれ以上に面白い仕掛けもあったり、なかったり。ミステリとしてはペンネームの由来となっているカー寄りでそれよりも島田荘司さんっぽい強引なトリックが目に付く。特に大胆なのは表題作の一部にもなっている「ケンタウロスの殺人」で中々に大掛かりである意味馬鹿馬鹿しいものを持って来ている。また全編を通して探偵の存在意義に対する考察が寄せられている。

Posted by ブクログ

2019/10/05

短編集。どの謎にもアクロバティックな解決が成されるのだけれどちょっと荒唐無稽感はありつつもミステリとしては十分楽しめた。一番好みなのは「絵の中で溺れた男」かなぁ。南美希風を探偵とした作品は他にもあるのでそちらも楽しみ。

Posted by ブクログ

2018/05/14

著者は結構ロマンチストだ。序盤は平凡だが、徐々に不思議な連作短篇集が姿を現わす。最後の蛇足感が気になるなと思いきや、あとがきでもう一捻り。ベスト短編は「◯◯◯(一応伏せ)」。ありそうでなかったミスディレクションと後味悪いエンディングはそうはお目にかかれない。

Posted by ブクログ

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