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ボロボロになった覇権国家アメリカ 次を狙う列強の野望と日本の選択

北野幸伯(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 風雲舎/風雲舎
発売年月日 2005/01/25
JAN 9784938939359

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商品レビュー

4.5

11件のお客様レビュー

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2014/10/26

国家は、国益(=「金儲け」と「安全の確保」)を追求する存在だという認識のもと、アメリカを中心に、世界で起こる様々な事件の裏にある真の動機を解明している。 著者は、ロシアの外交官・KGB要員養成所であるモスクワ国際関係大学で学んだ在野の国際関係経験者である。著者の分析は、ロシアでの...

国家は、国益(=「金儲け」と「安全の確保」)を追求する存在だという認識のもと、アメリカを中心に、世界で起こる様々な事件の裏にある真の動機を解明している。 著者は、ロシアの外交官・KGB要員養成所であるモスクワ国際関係大学で学んだ在野の国際関係経験者である。著者の分析は、ロシアでの経験がふんだんに活かされている。いわば、クレムリンから見た世界情勢なのである。 著者によると、アメリカが覇権国家でいられるのは、ドルが基軸通貨であるからであり、財政赤字と貿易赤字、ユーロの台頭により、アメリカが覇権国家から転落するのは必至であるという。イラク戦争もそのきっかけは、フセインが決済通貨をユーロにしようとしたことだったという見解を披露しており、これは目から鱗だった。 また、中露の戦略は、アメリカの一極支配体制を崩壊させ、多極世界を構築することであるという。ロシアでは、「他国の争いを支援する国は繁栄する」と言われているらしく、道徳的にどうかとは思うが、現実の国際政治を考えると真理であると思った。 日本については、アメリカの天領であるとして批判的に述べられている。 2005年に出版された本書であるが、そこで予想されたイラン戦争についてはいまだに実現していない。このように、著者の世界情勢分析が的確がどうか疑問な点も多い。特に、多様なプレーヤーを抱え、必ずしも一枚岩ではない各国を、あたかも一つの意思を持つ主体として描く分析手法は、過度な単純化ともいえ、無理があるように思う。しかし、国際情勢の大まかな見取り図としては、本書の見方は概ね正しいのではないかという感触は持った。

Posted by ブクログ

2012/09/30

アメリカと、EU、ロシア、中国などの関係の裏側、本性について分かりやすく解説。当たっているかは分からないが、なるほど、と思う視点があり、面白い。予測よりイランとの戦争が遅れているが、米中戦争まで至るのか?

Posted by ブクログ

2011/08/18
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

米ソの二極体制が崩壊し、現在は米国の一極体制となっているが、今後は中国・ロシア・EUも加わった多極世界となるだろう。石油代金などの決済も現在はドル建てとなっているが、フセインーフランス間で取り決めがあった(著者はこのためにアメリカの怒りを買ったという)ようにユーロ建ての決済も増えていき、ドルは基軸通貨としての地位から滑り落ちるかもしれない。しかし、アメリカの軍事費は年間50兆で世界全体の軍事費の4割にも達しており、経済規模も圧倒的(GDP10兆というのは3兆ドルで二位の日本の三倍)である。「金力と腕力」にまさる米国は世界各地で戦争を起こすことでその地位を維持しようとするであろう。中東情勢について、フセインはイラクでは少数派のシーア派であった。イランはシーア派が多数を占める国で、次の標的となるのではないかという。また、その後は昇り調子の中国と、米・台連合軍の戦争が起こるのではないかという。 ロシア情勢については面白かった。基本的にはエリツィンのもと、国営企業を安く手に入れた新興財閥の中に、親エリツィン派(ベレゾフスキー、チュバイス、アブラモビッチら)と反エリツィン派(グシンスキー、プリマコフら)があり、プーチンが大統領となった時点でグシンスキーは即、国外逃亡。しかし実際に大統領になったプーチンは親エリツィン派にも容赦なく、ベレゾフスキーなどは国外に退去してしまった。 全般的に、単純化しすぎのきらいはあるが、一極体制から多極世界へといたる過程にあるというシンプルな世界観がしっかりしており分かりやすい。

Posted by ブクログ

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