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満月の夜、モビイ・ディックが 小学館文庫

片山恭一(著者)

定価 ¥523

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 小学館/小学館
発売年月日 2006/02/06
JAN 9784094080704

満月の夜、モビイ・ディックが

¥110

商品レビュー

2.8

6件のお客様レビュー

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2011/04/21

あの、世界の中心で~の作者の著作。 一発家なのかと思っていたら、むしろそんなことはなく、 世界の中心で~よりもこちらのほうがいいくらい。 あれは、むしろ、わかりやすさと切なさを追求したような作品で、 大衆的かなといった感じだった。 (最近、大衆的という言葉がよく出ているけれど、...

あの、世界の中心で~の作者の著作。 一発家なのかと思っていたら、むしろそんなことはなく、 世界の中心で~よりもこちらのほうがいいくらい。 あれは、むしろ、わかりやすさと切なさを追求したような作品で、 大衆的かなといった感じだった。 (最近、大衆的という言葉がよく出ているけれど、別に、 悪く言っているつもりではないので悪しからず) 文章は平易で、主人公もいたってふつうの少年といった感じ。 それに比較すると本作の主人公はかなり理屈っぽい。 主要人物のタケルにしてもそうであり(こっちは屁理屈っぽいが)、 感性的なのはヒロインくらのものか。 理屈っぽすぎるので、たぶん、そこでもう無理ってひとは多いはず。 この主人公っていうのはいかにも、見えない路を突き進もうとして、 もがいている青年といった具合で、まあ、今の俺もそんなものなのかも、 だけどそれはさておき、 ともかく、この主人公は、いかにもすぎて、まだ大人になれるよ、 と言いたくもなる(大人、子供の分類は嫌いなのだけど。大人だって子供だもの。それを大人だと自分で思っているひとたちはもっと自覚するべき。)。 それは、つまり、なんでもかんでも、 説明をつけようとしているあたりかな。 理屈なしではどうしようもなく、見切りをつけるのが早いあたりか。 しかし、この主人公という人物はきれいに形作られ、貫かれている、 あたりに著者の力量を感じるというか、これが著者の分身なのだろう。 しかし、この主人公あまりにも博識すぎるのだ。 年齢の割りに。 もう少しいっているのならわかるのだけど、ちょっと博識すぎる。 とはいえ、比喩なんかは面白くてたのしめたかな。 まあ、村上春樹好きな人にはうけそうな作品だけど、 村上原理主義者が読むと、ノルウェイの森のパクリだと言いそう。 そりゃあ、似ている節はあるけれども、まあ、これは著者の、 オリジナルでしょう。

Posted by ブクログ

2010/05/21

◆いまひとつ。 表紙とタイトルにひかれて購入しました。残念。モーツァルトやバスつり、一人よがりな若者。 内容は全く心に残らなかった。「ノルウェイの森」を読んだ後だからでしょうか。質の高さがまるで違う。 100円で売られていたのも納得。

Posted by ブクログ

2007/08/04

「多大な労力と情熱が注ぎ込まれているが、何の役にも立たない。それでいて、ずいぶん面白い。」という部分が印象に残ってます。 そんな風に、役に立たなくても労力と情熱をおしまず注ぎ込めるモノを持ちたいと思った。 あと、村上春樹の「ノルウェイの森」的なモノを少し感じさせる。

Posted by ブクログ

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