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武神の階
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武神の階
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商品レビュー
3.6
7件のお客様レビュー
上杉謙信の生涯を追究…
上杉謙信の生涯を追究した本。歴史をしっかりと勉強したいという人にオススメ。
文庫OFF
実は日本史が苦手だった私でも読めて、意外にものめり込んでしまった本でした。 上杉謙信という人にも惚れてしまった内容でした。
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※このレビューにはネタバレを含みます
下克上で越後を試合した父・長尾為景の死から七年、元服した景虎は、地侍の反抗を制圧するため栃尾城に出陣した。 一糸乱れぬ用兵で大勝を収め、十四歳にして指揮官として非凡の才を発揮する。毘沙門天の化身と恐れられるようになった景虎は、兄に替わって長男家を継ぎ、春日山城に入った。 名実ともに越後国主となった景虎に、宿敵・武田信玄との対決のときが迫る。 「四十九年夢中酔、一生栄耀一盃酒」 幼少の頃からの上杉謙信公の話です。 毘沙門天の生まれ変わりとも言われ、緻密な戦法で敵を翻弄し、かつ信仰心の強かった上杉謙信。 下克上が常である戦国時代生き、正義実現と秩序回復の理想に燃えて戦った武将。 百戦不敗は伊達じゃありません。 宿敵の武田信玄は現実主義、対する謙信は理想主義。 謙信が戦うのは、破邪顕正の剣をふるって、よこしまな敵を慴伏させるためであることが、自国の領土拡張を望んで戦う他の戦国大名との大きな違いでしょう。 物語の後半、死期を感じ取った謙信が景勝に語りかけながら過去の戦の戦術を語る場面がありますが、そこを読んだだけでその合戦が見えてくるような感じがしました。 上杉家の基礎はまさに謙信公の生き様そのものであり、戦国の世に謙信公のような人物がいたことで、心が救われるような気持ちになりました。
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