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獅子 中公文庫

池波正太郎(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 中央公論新社
発売年月日 1995/04/18
JAN 9784122022881

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商品レビュー

4.1

13件のお客様レビュー

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2010/05/28

かの有名な真田幸村の…

かの有名な真田幸村の兄である信之の晩年の話。他の作品でも示されているように信之のその実直な性格が好きでした。幸村が討ち死にした大阪冬夏の陣のその後にも触れながら、93歳の隠居生活から松代十万石を守るため再び、その才覚を使い困難に立ち向かう。跡継ぎ問題で愚鈍な長男の子と生まれたばか...

かの有名な真田幸村の兄である信之の晩年の話。他の作品でも示されているように信之のその実直な性格が好きでした。幸村が討ち死にした大阪冬夏の陣のその後にも触れながら、93歳の隠居生活から松代十万石を守るため再び、その才覚を使い困難に立ち向かう。跡継ぎ問題で愚鈍な長男の子と生まれたばかりの幼い次男の子をそれぞれ後継として藩が真っ二つに割れた。愚鈍な長男の子を後押しする老中酒井忠清と幼い次男を後押しする信之の知略を使った戦い。派手な戦いではなかったですが、信之の常に民のをこと考える性格や忠臣との絆の強さなど、さす

文庫OFF

2016/12/13

「大名たるものは、いずれも名君でなくてはならず・・」と、言い切る信之兄上は、流石です。 やはりこの方あっての真田家ですね。

Posted by ブクログ

2015/04/29

九十歳をこえてなお、「信濃の獅子」と謳われた真田信之。当主の突然の死に伴う後継者争いをめぐり、松代十万石の存亡を賭けて下馬将軍・老中酒井雅楽頭忠清に挑む老雄の、乾坤一擲の隠密攻防戦。(親本は1973年刊) 久しぶりの再読。本書の刊行が1995年なので、初読は20年も前の事になる...

九十歳をこえてなお、「信濃の獅子」と謳われた真田信之。当主の突然の死に伴う後継者争いをめぐり、松代十万石の存亡を賭けて下馬将軍・老中酒井雅楽頭忠清に挑む老雄の、乾坤一擲の隠密攻防戦。(親本は1973年刊) 久しぶりの再読。本書の刊行が1995年なので、初読は20年も前の事になる。今読んでも、色褪せない面白さがある。 内容は地味である。あまり派手さはない。隠居である信之が、孫の家督相続をめぐって、老中酒井忠清と駆け引きをするというものである。信之は松代の隠居所を動くこともなく、血で血を洗うわけでもない。しかしながら最後まで読ませるのが、池波正太郎である。同じ事件を扱った「錯乱」もオススメ。

Posted by ブクログ

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