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あの夏のホルマリン ダダ&一也シリーズ 角川ルビー文庫

尾鮭あさみ(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 角川書店/
発売年月日 1994/12/01
JAN 9784044337070

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あの夏のホルマリン

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2013/01/12
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「あの夏のホルマリン」 「弥勒寺クロッシング」 「うたかたのホスピタル」  3編収録のダダ&一也シリーズ第3弾 「あの夏のホルマリン」  己斐、21歳の夏――家庭教師のバイト先での17歳の一也さまとの出会いから、誓いに至るお話。  天龍斎教授と一也さまからふたりながらに――貶されているようで評されてるように、己斐は腰が低くて気弱そうにみえるけど、実際のところかなり意志の強い、肝の据わった御仁なのですよね。でなけりゃ、一也さまにあそこまで食い下がれませんて。普通は、一也さまのひととなり感じると、「シャクティー・ムーン~」のときの緋尾みたいに尻込みするものだと思います。  そして、深読みしてゆくと、一也さまの呪いに伴う実力行使が派手になったのも――引き籠もってた一也さまを外へ連れ出したのも、実は己斐の所業なのだと気付くわけです。  そりゃ、責任取れよ…と、己斐の喜びそうなことを思う、読者です。(^^;) 「弥勒寺クロッシング」  「あの夏の~」から3年後の夏。  己斐の実家のある尾道での――己斐を狙った怪僧とのドタバタな攻防劇。  ハチャメチャぷりが楽しいのと、尾道が舞台なのとで、個人的に大好きなお話です。(※自分が、広島県出身なので。)  己斐の弟に語ったアドバイスが――実は、一也さま自身の真実のところなあたり……一也さま、たまに迂闊に正直です。(^^;) 「うたかたのホスピタル」  「プラスティック~」のトラウマと否が応でも向き合わざる得なくなる、ダダの入院話。緋尾の周りは、それなりにあっけらかんと大人なタイプが多いようで、少し救われる気もします。  それはそうと、恋愛をUFOに例えて語る一也さま――緋尾の枕に頭もたせて、ころんて横になってて……可愛いんですけどっ!!

Posted by ブクログ

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