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突然訪れた天使の日 リチャード・ブローティガン詩集

リチャードブローティガン【著】, 中上哲夫【訳】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 思潮社
発売年月日 1991/04/01
JAN 9784783724186

突然訪れた天使の日

¥1,870

商品レビュー

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2018/03/08

「男がふたり車から降りる。/そして車の脇に立っている。ふたりは/ほかにどうしたらいいかわからないのだ。」(男がふたり車から降りる) --- 「ぼくらは出合う。ぼくらはいろいろやってみる。なにも起こらない、/だけど/その後ぼくらは会うたびに/いつもどぎまぎする。そしてぼくらは視線を...

「男がふたり車から降りる。/そして車の脇に立っている。ふたりは/ほかにどうしたらいいかわからないのだ。」(男がふたり車から降りる) --- 「ぼくらは出合う。ぼくらはいろいろやってみる。なにも起こらない、/だけど/その後ぼくらは会うたびに/いつもどぎまぎする。そしてぼくらは視線をそらすのだ。」(ぼくらは出合う。ぼくらはいろいろやってみる。なにも起こらない、だけど) --- 「ぼくは心をこめてこんにちはといった、だけど彼女はもっと心をこめて/さようならといったのさ。」(万事休す) --- 「あたしの糞ったれ人生の最高に/見事にハングリーな朝は/フライド・ポテトのようにファックしてよ。」(フライド・ポテトのようにファックしてよ)

Posted by ブクログ

2011/02/27

何故詩を読むかと言えば、今のところ意外性を伴う驚異を求めているからである。 それは私の中でアリ地獄に踏み入る事と重なり、足を一歩出しただけでずぶぶと中心へ引き摺り込まれ、ウスバカゲロウにしてヤられるのと同等なのだ。 しかし、この詩集には僕にとってのアリ地獄が無い。 ウスバカゲロウ...

何故詩を読むかと言えば、今のところ意外性を伴う驚異を求めているからである。 それは私の中でアリ地獄に踏み入る事と重なり、足を一歩出しただけでずぶぶと中心へ引き摺り込まれ、ウスバカゲロウにしてヤられるのと同等なのだ。 しかし、この詩集には僕にとってのアリ地獄が無い。 ウスバカゲロウが成虫になろうとしているからだ。幼虫が成虫になるのは自然な流れである。その代わり、その摂理を二度見して凝視したくなってしまう詩集だ。二度見して凝視するとその摂理さえも美しい。

Posted by ブクログ

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