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ナジャ
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ナジャ
¥220
在庫なし
商品レビュー
3.7
6件のお客様レビュー
あるちょっと変わった絵をデザインする20代の女性について、中年の既婚の男性がその才能を分析し始める。ナジャのこだわる部分は、奇妙なちょっとしたアクセントにある。すれ違いと出会いを装う。
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2008年11月23日~23日。 巖谷 国士は翻訳者の名前。作者はアンドレ・ブルトン。 これがシュルレアリスムなのか。だとすると、僕がイイメージしていたものと、かなり違う。そして僕がイメージしていた以上に魅力的だ。
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ずっと日本文学を読んできたなかで、久しぶりの海外翻訳。 翻訳小説は好きだが、そのワケが少しわかった気がする。 だから必ずしもこの本に限った感想ではないが。 内容はよくのみ込めないが、スラスラと読めてしまう。翻訳小説の文章はたぶんに「音楽的」だ。翻訳小説はある程度「よくのみ込めな...
ずっと日本文学を読んできたなかで、久しぶりの海外翻訳。 翻訳小説は好きだが、そのワケが少しわかった気がする。 だから必ずしもこの本に限った感想ではないが。 内容はよくのみ込めないが、スラスラと読めてしまう。翻訳小説の文章はたぶんに「音楽的」だ。翻訳小説はある程度「よくのみ込めない」を前提として読むことが多いから、そういうちょっと、手抜きともいえる読み方をしてしまいがち。 でもかえって、見開きのページがところどころ穴あきに感じられるくらいが、ちょうど読みやすいといえば、その通りなんだろう。 さて、『ナジャ』。 僕にはいまいちシュールレアリスムのなんたるかがまだハッキリしないが、たぶん内容的にというより、ブルトンの文章自体がシュールレアリスムの体現であるのだろう。 偶然性、目に見えないつながり、デペイズマン…… 解説のこじつけっぽさはなんていうか、あんまり好きになれないけど、この行き当たりばったり加減がシュールレアリスムなのかな? 中盤のナジャとの交友の場面は好きなんだけど。
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