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ブラッド・ミュージック ハヤカワ文庫SF

グレッグベア【著】, 小川隆【訳】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 早川書房/
発売年月日 1987/03/15
JAN 9784150107086

ブラッド・ミュージック

¥220

商品レビュー

4.3

29件のお客様レビュー

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2010/05/28

80年代の「幼年期の…

80年代の「幼年期の終わり」と呼ばれるベアの代表作。自分としてはクラークよりもクライトン「アンドロメダ病原体」に近い雰囲気を感じた(もちろんテーマは全然違うのだが)。生物学から始まり徐々に壮大なスケールへと盛り上がっていく様は圧巻。80年代SFということでサイバーパンクとも関連し...

80年代の「幼年期の終わり」と呼ばれるベアの代表作。自分としてはクラークよりもクライトン「アンドロメダ病原体」に近い雰囲気を感じた(もちろんテーマは全然違うのだが)。生物学から始まり徐々に壮大なスケールへと盛り上がっていく様は圧巻。80年代SFということでサイバーパンクとも関連して語られることもしばしばだが、どちらかというと古典SF好きの人にこそお勧めしたい。

文庫OFF

2010/05/28

幼年期の終わりと比較…

幼年期の終わりと比較されることも多い、80年代SF、未来の古典と呼ばれた作品。

文庫OFF

2023/01/14
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ヴァージルが主人公の間の展開は身震いする恐ろしさで、細胞が学習していくのが脅威だった。全て学習し尽くされたら乗っ取られるという恐怖に追い立てられる。 パンデミック要素も、コロナ禍を経験している今は身に迫ってくる。ワクチンの注射だってそう。ウイルスはあっという間に国境を越えてしまうものだし、意志を持ったヌーサイトならより簡単に全てをやってのけられる。 バーナードが他人の記憶を見て、ヌーサイトの思考宇宙を知るシーンが衝撃だった。壮大すぎて胸がザワザワする。全ての記憶が内包される一つの生命体のような、その混じり合った様々な経験や記憶が共有されてずっと続いていく事実が胸を締め付けて、わけもなく涙が出そうになる。消滅しない、というだけでこんな気持ちになるのか。 感染した人間の身体が変わっていくのが面白かった。肌の白い隆起は震えるほど気持ち悪いけど、人間の形態への執着を捨てれば安寧が待っている。細胞を弄ったことによる進化を受け入れるのか、もし私が選択を迫られたらどうするだろうと考える。たぶん迷わず捨てるだろうと思う。

Posted by ブクログ

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