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一下級将校の見た帝国陸軍 文春文庫

山本七平【著】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文藝春秋
発売年月日 1987/08/10
JAN 9784167306052

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一下級将校の見た帝国陸軍

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商品レビュー

4.4

23件のお客様レビュー

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2024/01/06

衝撃を受けました。 目前の仲間うちの摩擦を避けること 奇妙な「気魄」でものごとを解決できると思うこと 「言いまくり型私物命令」を出す人間が組織を牛耳ること これの克服ができなければ、 「日本全体が第二の帝国陸軍となる」とされています。 50年前に書かれた本ですが、現代日本の病...

衝撃を受けました。 目前の仲間うちの摩擦を避けること 奇妙な「気魄」でものごとを解決できると思うこと 「言いまくり型私物命令」を出す人間が組織を牛耳ること これの克服ができなければ、 「日本全体が第二の帝国陸軍となる」とされています。 50年前に書かれた本ですが、現代日本の病巣を正確に表しています。 第二次世界大戦での敗戦から何も学ばず、同じことを繰り返して衰退の一途を辿る日本。そろそろ考え直したほうが良いと思いますが、考え直すことが大の苦手な国民性からしてもう救いようは無く、ひたすら衰退をし続けることでしょう。

Posted by ブクログ

2022/10/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

一下級将校の見た帝国陸軍 (文春文庫) 文庫 – 1987/8/8 「帝国陸軍」とは一体何だったのか。 この、すべてが規則ずくめで超保守的な一大機構を、ルソン島で砲兵隊本部の少尉として苛酷な体験をした著者が、戦争最末期の戦闘、敗走、そして捕虜生活を語り、徹底的に分析し、追及する。現代の日本的組織の歪み、日本人の特異な思考法を透視する山本流日本論の端緒を成す一冊。 目次より 〝大に事(つか)える主義〟/すべて欠、欠、欠……。/だれも知らぬ対米戦闘法/地獄の輸送船生活/石の雨と鼻の雨と/現地を知らぬ帝国陸軍/私物命令・気魄という名の演技/参謀のシナリオと演技の跡/組織と自殺/敗戦の瞬間、戦争責任から出家遁世した閣下たち/言葉と秩序と暴力/統帥権・戦費・実力者/組織の名誉と信義/あとがき 以前読み、レビューも書いたのだが、失われた為、再度記入することにする。 吉越浩一郎の著作の中で本書を紹介する部分があり、それで本書題名を知った。読んでみて感じたのは当時の理不尽さ、補給のなさ、旧日本軍の悲惨さだ。 特に武器や弾薬の在庫数を帳簿上と合わせる為だけに奔走する無意味さ、横との連携が取れていないことなど多くの課題を感じる。 フィリピンは常夏で食料は手に入るはずと十分な調査もないまま出撃させていた大本営。 (実際、畑ではなくプランテーションが続き、食料が手に入らず餓死に追い込まれていく) アメリカ軍の充実さ、荒れ地を重機を使いならして、テニスコートにしたり、アイスクリームを食べることができたり、交代制勤務。一方の日本軍は24時間、米軍監視業務。 他の方の戦争体験談でもそうだけれども、悲惨であるとしか言いようがない。 もちろん独ソ戦の悲惨さに比べるとマシに見えるかもしれないが・・・。 2022/10/08(土)記述

Posted by ブクログ

2021/10/19

1987年の日付アリ、34年前に読んだ本を、改めて読み返しつつ、帝国陸軍の混乱(欠、欠、欠)と、コロナ感染症の時代における組織(政府、医療体制の構築等)の混乱に同じような物語を感じます。昭和18年8月(1943年8月)、学徒動員された山本七平は、豊橋第一陸軍予備士官学校士官学校で...

1987年の日付アリ、34年前に読んだ本を、改めて読み返しつつ、帝国陸軍の混乱(欠、欠、欠)と、コロナ感染症の時代における組織(政府、医療体制の構築等)の混乱に同じような物語を感じます。昭和18年8月(1943年8月)、学徒動員された山本七平は、豊橋第一陸軍予備士官学校士官学校で対ロシア戦での砲兵の在り方を学びつつ、今、そこにある戦い(南太平洋での米軍との戦い)についての講義が無いことに驚く。(今、教えられていることがまったく役に立たない、という事実に)そして、陸軍は、対米戦争の準備は、殆ど行っていないというリアルに思いが至る。ではどうするか、と考えつつ原隊に戻ると、そこにあるのは、普通の忙しい軍隊の日常。そんな流れのままに、南方方面への地獄の船旅に送り出され、更にフィリッピン戦線での惨憺たる負け戦、生きながらえての俘虜としての日々。わずか30数年前の出来事を振り返る、山本七平の筆致には、臨場感があります。一下級将校が見た、帝国陸軍の敗北のリアルであります。それにしても、帝国陸軍とは酷い組織だったな、と思いつつ、今でも似た組織が身近にあること等に想いが至ります。いやはやどうしたものか、と溜息ですが、★五つであります。

Posted by ブクログ

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