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網状言論F改 ポストモダン・オタク・セクシュアリティ

東浩紀(著者), 永山薫(著者), 斎藤環(著者), 伊藤剛(著者), 竹熊健太郎(著者), 小谷真理(著者)

定価 ¥1,540

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 青土社/
発売年月日 2003/01/25
JAN 9784791760091

網状言論F改

¥220

商品レビュー

3.6

7件のお客様レビュー

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2017/09/20

オタクややおいを巡ってのヒリヒリするような鼎談が実に面白い一冊。15年近く前の本なのでどうかな、と思ったが、現代日本社会のセクシュアリティを考える上でとても刺激的。 サブカルってきっと、感情やセクシュアリティに直結していて、語るのが難しい。でもだからこそ、著者の東浩紀が言うよう...

オタクややおいを巡ってのヒリヒリするような鼎談が実に面白い一冊。15年近く前の本なのでどうかな、と思ったが、現代日本社会のセクシュアリティを考える上でとても刺激的。 サブカルってきっと、感情やセクシュアリティに直結していて、語るのが難しい。でもだからこそ、著者の東浩紀が言うように、社会状況を反映させてもいるはず。 この本を読むと、95年以降に青年期を迎えている人たちはみな、ジェンダー・パニックをうちに秘めているのではないかと考えさせられて、自分のジェンダー違和感も、実は大部分の人がサブカルに逃げ込んだ要素を現実に生きてしまっているだけなのかもしれない、という気さえしてきた。 現代日本のジェンダーに関する議論をもう一度洗い直す必要性を強く感じる一冊。

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2017/02/02

拾い読み。オタク言説が女性にまつわる言説と似ている、という小谷さんの指摘と、斎藤環のラカニアン言説の胡散臭さと、セクシュアリティと暴力の問題と、あと腐女子はn個の性にいき、男の子のオタクは0個の性にいく、というはなしがおもしろかった。あずまんの性に関するアプローチは一貫して生殖を...

拾い読み。オタク言説が女性にまつわる言説と似ている、という小谷さんの指摘と、斎藤環のラカニアン言説の胡散臭さと、セクシュアリティと暴力の問題と、あと腐女子はn個の性にいき、男の子のオタクは0個の性にいく、というはなしがおもしろかった。あずまんの性に関するアプローチは一貫して生殖を基盤にしており、それを見ながら、自分の性に関するアプローチの角度がどんなものか考えていた。いずれにせよ、興味深いところは多々あれ、上の世代のオタク論には(論者の性別を問わず)あまり共感できない、ということを確認。

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2015/09/20

全体は二部で構成されており、第一部には2001年のシンポジウム「網状言論F」でおこなわれた発表を記録が、第二部には東浩紀、斎藤環、小谷真里の鼎談が、収められています。 第一部では、東浩紀、斎藤環、小谷真里のほか、永山薫、伊藤剛、竹熊健太郎の三人が文章を寄せています。編者の東によ...

全体は二部で構成されており、第一部には2001年のシンポジウム「網状言論F」でおこなわれた発表を記録が、第二部には東浩紀、斎藤環、小谷真里の鼎談が、収められています。 第一部では、東浩紀、斎藤環、小谷真里のほか、永山薫、伊藤剛、竹熊健太郎の三人が文章を寄せています。編者の東によれば、このシンポジウムは「斎藤氏と編者のような抽象に流れがちな論者の立場に、オタク系文化の最前線で活躍される人々からのナマの声をフィードバックしよう」とする試みとのことです。こうした試みが真摯な意図に発していることはもちろん理解できます。ただ、永山のような人たちには、東や斎藤らの理論的な試みに対する応答ではなく、彼らが現場で培ってきた知恵を、直接語ってほしかったという気がします。 他方、第二部のほうはおもしろく読めました。この鼎談を企画した東の意図は、小谷にジェンダー論の観点から東と斎藤に対する批判を語ってほしいというものだったようですが、じっさいには小谷と斎藤が東に対峙するという構図になっているように思えます。ただ、この鼎談を通して、東の「動物化」の概念の射程、とくにセクシュアリティの問題を直接に扱わないことがどのような意義をもつのかということを、把握ことができたのは収穫でした。

Posted by ブクログ

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