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明け方の猫 中公文庫

保坂和志(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 中央公論新社/
発売年月日 2005/02/25
JAN 9784122044852

明け方の猫

¥220

商品レビュー

3.9

8件のお客様レビュー

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2010/05/28

短編作品が2作収録さ…

短編作品が2作収録されてます。保坂和志の作品にしては読みにくかったです。猫が大好きだそうですから、自分が猫になった妄想書いてみたのかなー、といった感じ。もう一つの方はシラネ。

文庫OFF

2015/10/10

もう一回読みたいと思ってたけど、図書館では書架にありめんどうだなと先延ばしにしてたら自分の本棚にあった。今よりだいぶ読みやすかった。今早口で口をはさめない印象だけど、これはもっとゆっくりで読みやすかった。

Posted by ブクログ

2014/09/10

『明け方の猫』のはじまり。 「明け方見た夢の中で彼は猫になっていた。」という一文から物語がはじまる。 読み手としては、「そうか、猫になっていたのか」という前提で読み始めるのだけど、読んでいるうちに「ほんとうに夢なのかな?」と、不安になってくる。 不安になった頃に、たとえば「夢から...

『明け方の猫』のはじまり。 「明け方見た夢の中で彼は猫になっていた。」という一文から物語がはじまる。 読み手としては、「そうか、猫になっていたのか」という前提で読み始めるのだけど、読んでいるうちに「ほんとうに夢なのかな?」と、不安になってくる。 不安になった頃に、たとえば「夢から覚めても忘れないように」、「ここで彼はしばらく忘れていた「これは夢だ」という認識を再び取り戻したのだが、」と、あくまで「彼」は「夢」を見ているのだと強調されるんだけども、いつまでたっても「ほんとうに夢なの?」という疑問が消えない不思議。しまいには、猫視点での綴り(しかもなぜか3人称、「私」ではなく「彼」!)が面白いから、夢かどうかなんてどうでもいいっちゃどうでもよくなります。カフカの『変身』より面白いよ。 同時収録の『揺籃』で想起したのは、カズオ・イシグロの『充たされざる者』。保坂さんはイシグロに影響を受けて、この小説を書いたのかなあなんて思いながら読んでいたけど、それはとんでもない誤り、なんと1980年、つまり保坂さんのデビュー前の作品だったわけです。『プレーンソング』がデビュー作なのと、『揺籃』がデビュー作なのとでは、ずいぶん受ける印象が違うぞ、これでデビューしていたら保坂さんは一体どういう作家になっていたのだろう、なんて思いました。

Posted by ブクログ

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