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しょっぱいドライブ
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しょっぱいドライブ
¥220
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商品レビュー
2.6
43件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
地方に生まれ育った女性の内面と人間関係を描いた三編。 あけすけに語られる性と、自分のことなのにどこか他人事な人たち。友達の話を聞いているような感覚で読み、段々と情がわいてきてしまった。主人公の誰のことも理解できないけど、誰も理解を必要としていない気がする。
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タイトルに惹かれて手にした。芥川賞受賞作だとはあとで知った。お金とかセックスとか、女の人ってこんなふうに思っているんだぁ、なんて思ったけど女の人って言ってもいろんな人がいるわけで結局のところよくわからない。男もそうだもんね。だから三編とも気負わず読めた。「しょっぱいドライブ」のミ...
タイトルに惹かれて手にした。芥川賞受賞作だとはあとで知った。お金とかセックスとか、女の人ってこんなふうに思っているんだぁ、なんて思ったけど女の人って言ってもいろんな人がいるわけで結局のところよくわからない。男もそうだもんね。だから三編とも気負わず読めた。「しょっぱいドライブ」のミホ、「富士額」のイヅミ、「タンポポと流星」のミチル、オイラの想像では三人とも可愛いとは言い難い。ていうか、たぶん不細工なほうだ。不細工だけど性格がいいかというと三人ともそんなことはなく、打算的で助平で小心でなんとも普通だ、そうだ、普通のおっさんみたい。元気を吸い取られそうな感じ。そういう意味ではリアリティあるのかな?オイラ的には女の人にはまだ幻想を見ていたいけど、実際はおならもするだろうし、鼻をほじることもあるだろうし……。ちょっとそんなところを見てしまった感じかな。だから面白いんだけど、女の人と男の間は何でも知ってるよりわからないところがあったほうがいいかもね。
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何だか、これまでに出会ったことのないような作風だ。芥川賞を受賞した表題作を含む3篇を収録。芥川賞、というイメージからは少し遠いところにあるような、ゆるい味がある。 3篇とも女性が主人公だが、いずれもどこか抜けているような、ずれているような人生を送っている人々であり、共感するとこ...
何だか、これまでに出会ったことのないような作風だ。芥川賞を受賞した表題作を含む3篇を収録。芥川賞、というイメージからは少し遠いところにあるような、ゆるい味がある。 3篇とも女性が主人公だが、いずれもどこか抜けているような、ずれているような人生を送っている人々であり、共感するところはあまりないのだが、何となく先のことが気になって読んでいってしまう。 リアル感があるのだかないのだか、よくわからない宙ぶらりんな感じ、それを無意識のうちに楽しんでいる、といったところだろうか。
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