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キャッチャー・イン・ザ・ライ
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キャッチャー・イン・ザ・ライ
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商品レビュー
3.5
287件のお客様レビュー
おすすめ!
村上春樹版「ライ麦畑でつかまえて」。16歳の主人公・ホールデンは、時代も国籍も超えて若者たちに支持されてきた存在。インチキな大人に反抗しつつも疎外感と孤独感を持て余す彼と、同世代の人に読んで欲しい!
yui
キャッチャーの下りのみ知っていた。どのような流れでつながるのか読み進めたが、つながらず、浮いた文章に感じる。 説得力のない、なりたいもの。 ただ、その状況自体が、行き場のない鬱屈した思いを読み手に伝えるための文章。であれば納得がいく。 終始ふざけて嘘にまみれ、斜に構えて、それを...
キャッチャーの下りのみ知っていた。どのような流れでつながるのか読み進めたが、つながらず、浮いた文章に感じる。 説得力のない、なりたいもの。 ただ、その状況自体が、行き場のない鬱屈した思いを読み手に伝えるための文章。であれば納得がいく。 終始ふざけて嘘にまみれ、斜に構えて、それを自覚しながらやめられない。 失敗したユーモアのいたたまれなさ。 村上春樹の文体とのまざり合い。
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わたしはフィッツジェラルドなんかは野崎訳のほうが好きだったりするんだが、このキャッチャーは間違いなく村上春樹訳のほうがいいなと思った。野崎訳のライ麦畑〜はいくらなんでもやっぱりちょっと古びてきてはいるよね、と感じてしまう。野崎訳でちょっと??という感じだったところを、村上訳で「な...
わたしはフィッツジェラルドなんかは野崎訳のほうが好きだったりするんだが、このキャッチャーは間違いなく村上春樹訳のほうがいいなと思った。野崎訳のライ麦畑〜はいくらなんでもやっぱりちょっと古びてきてはいるよね、と感じてしまう。野崎訳でちょっと??という感じだったところを、村上訳で「なるほどホールデンはこういうとを言っていたのか」と改めてわかったりした。それにしても村上訳は、やっぱりホールデンが精神的な何かしらの病であることがわかるようになっている。最初と最後に出てくる病院みたいなところも、ほとんど精神病院ということがわかる。このへんは野崎訳と結構違うところかなと思ったかなあ。 しかし、野崎訳を読んでも、村上訳を読んでも、この小説があまりに力強く、哀しく、恐ろしい小説だということは伝わってくる。原文にとてつもないパワーがあるのだということがわかる。
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