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絶望の書・ですぺら 辻潤エッセイ選 講談社文芸文庫

辻潤(著者)

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商品詳細

内容紹介 内容:一滴の水. 浮浪漫語. 自分だけの世界. 「自由」という言葉. 価値の転倒. 三ちゃん. ですぺら. ダダの話. ぷろむなあど・さんちまんたる. ふもれすく. 享楽の意義. ぐりんぷす・DADA. ものろぎや・そりてえる. うんざりする労働. 無想庵のプロフィル. 虚妾の正義. ふわんたじあ. にひるの[アワ]. 石コロと豚の涙. 瘋癲病院の一隅より. まだ生きている. 痴人の手帖. 痴人の独語. 水島流吉の覚書. 続水島流吉の覚書. 解説 武田信明著
販売会社/発売会社 講談社/
発売年月日 1999/08/10
JAN 9784061976764

絶望の書・ですぺら

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商品レビュー

4

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2010/05/28

自由をもとめて絶望を…

自由をもとめて絶望を知ったダダイスト辻潤のエッセイ集。ダダに興味のある人は必読の書

文庫OFF

2017/07/29

ゴシップ好きなので、真っ先に伊藤野枝について語る「ふもれすく」を読む。つい想像たくましく読んでしまう。教師と生徒の関係の頃、野枝さんのことを何とも思ってなかったように書いてあるが、本心だったろうか。30歳を前にして人生をはじめて謳歌すべく結婚を決断し、愛し合ったことをクールに語る...

ゴシップ好きなので、真っ先に伊藤野枝について語る「ふもれすく」を読む。つい想像たくましく読んでしまう。教師と生徒の関係の頃、野枝さんのことを何とも思ってなかったように書いてあるが、本心だったろうか。30歳を前にして人生をはじめて謳歌すべく結婚を決断し、愛し合ったことをクールに語るが、真実は語る以上に情熱的だったろうな、とか。 別れの前に大げんかしたようなことがあり、リアル。社会運動に没頭する野枝さんのことを、辻は家庭のことすらできないくせにと思っている。一方で、野枝さんは辻のことを社会運動に理解のない見下げた人間と見ている。野枝さんは現代でいう、意識高い系の代表格みたいな存在。ついつい正義を含めたあらゆる価値を相対化してしまう辻とは上手くいかなかったことだろう。 ニヤニヤしたのは、辻自身が紹介される際に野枝さんの亭主だの前夫だの言われることに不快感を表明しているところ。自身を低く見積もる辻の中にもプライドが垣間見えて安心した。

Posted by ブクログ

2014/11/21

辻潤のエッセイ集……とはいえよく知らない作者で、買ったのはタイトルに惹かれたから。 『辻潤エッセイ集』という副題がついているが、はっきり『小説』と明記されたもの、小説ともエッセイとも散文詩ともつかないものなど、収録作は一筋縄では行かないものが多い。書き言葉より話し言葉に近い文体で...

辻潤のエッセイ集……とはいえよく知らない作者で、買ったのはタイトルに惹かれたから。 『辻潤エッセイ集』という副題がついているが、はっきり『小説』と明記されたもの、小説ともエッセイとも散文詩ともつかないものなど、収録作は一筋縄では行かないものが多い。書き言葉より話し言葉に近い文体で、次々と頭に思い浮かんだものを書いているように思えてしまう。読者に直接語りかけ、作品世界にのめり込ませる力は、文体の魅力も大きいだろう。

Posted by ブクログ

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