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中世シチリア王国 講談社現代新書

高山博(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社/
発売年月日 1999/09/20
JAN 9784061494701

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中世シチリア王国

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商品レビュー

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2023/09/01

pp.146-7 ロゲリウス二世二使えた地理学書イドリーシーは、『世界各対を深く知ることを望む者の慰みの書』の中でこの町(パレルモ)を次のように描写している。数ある町の中で、パレルモは最も大きく最も美しい町であり、滞在としてもすばらしい町であった。この町には、尽きることのない栄光...

pp.146-7 ロゲリウス二世二使えた地理学書イドリーシーは、『世界各対を深く知ることを望む者の慰みの書』の中でこの町(パレルモ)を次のように描写している。数ある町の中で、パレルモは最も大きく最も美しい町であり、滞在としてもすばらしい町であった。この町には、尽きることのない栄光が存在し、有り余る優雅さがあった。そして、歴代の王が住まう町であった。この町は会がいい沿いにあり、その西側には高くて大きな山がある。海寄りには、日当たりのよい居住区がある。この町は美しい建物で満ちあふれ、旅人達は、これらの建物や洗練された工芸品の評判にひかれて、町を歩き出すのだった。 pp.168-172 (「十二世紀ルネサンス」とは)千九百二十七年にチャールズ・ハスキンズという中世史家が『十二世紀ルネサンス』という書物を著して以後、多くの人々の間で知られるようになった言葉である。この書物は、十二世紀の西ヨーロッパがそれまで考えられていたような「暗黒時代」ではなく、ルネサンスと同じように文化活動が盛んな時代であったことを明らかにし、西欧中世に対する人々の見方を大きく転換させた。 …… ところで、このハスキンズの十二世紀ルネサンス論において重要な位置を占めるのは、スペインとシチリア、北イタリアにおける翻訳活動である。 …… このような視点から、シチリア王国は西欧が東方文化を受け入れる場所とみなされてきた。そして、王国における翻訳活動や王国を訪れた西欧の知識人たちがとりわけ注目を浴びてきた。 …… シチリア王国が西欧の東方文化を受け入れる場所であったことに間違いはない。……シチリア王国がヨーロッパに対して果たした役割は、いくら強調しても強調しすぎることはないであろう。 …… しかし、私たちは、そのようなヨーロッパにとっての意味だけにこだわる必要もない。時間枠と空間枠を少し広げてみれば、この現象が複数の文化圏の間で生じる文化移転の一部であることが用意に理解されるはずである。 …… さらに広く時間枠と空間枠を広げてみるならば、この王国は、人類の経験としての文化交流と異文化接触に関して、豊富な実例を提供している。異文化接触や交流が恒常化しつつある現代世界にあってみれば、シチリア王国で生じた現象は、私たち自身の世界を理解するための重要な示唆を与えてくれるはずである。

Posted by ブクログ

2023/08/16

NDC 237 ヨーロッパ、ビザンツ、イスラムという全く異なる三つの文化が共存し、繁栄を誇った神秘の地中海王国。その実像に迫り、中世史を読み直す。 「古来シチリア島と南イタリアは、地中海の中心部に位置している関係から、民俗・宗教・文化の十字路となってきました。宗教的にもキリスト...

NDC 237 ヨーロッパ、ビザンツ、イスラムという全く異なる三つの文化が共存し、繁栄を誇った神秘の地中海王国。その実像に迫り、中世史を読み直す。 「古来シチリア島と南イタリアは、地中海の中心部に位置している関係から、民俗・宗教・文化の十字路となってきました。宗教的にもキリスト教・ギリシア正教・イスラームが同時に共存し、それぞれの文化が融合するという世界史上でも稀有な場所なのです。ー現代のぼくたちが積極的に考えてゆくべき「異文化交流」を先取りしてきた「両シチリア王国」の歴史について、ぜひ読んでみてください。」 (『世界史読書案内』津野田興一著 より紹介) 目次 プロローグ もう一つの中世ヨーロッパ 1章 地中海の万華鏡シチリア―錯綜する歴史 2章 ノルマン人の到来―地中海とノルマン人 3章 王国への道―シチリア伯領からシチリア王国へ 4章 地中海帝国の夢―ロゲリウス二世の新王国 5章 強大な官僚国家へ―ウィレルムス一世悪王と宰相マイオ 6章 動乱から安寧へ―ウィレルムス二世善王の時代 7章 南国の楽園―めずらしい果物の島、美しい建物の町 8章 異文化接触の果実―イスラム、ギリシャ、ラテン文化の出会い エピローグ 混迷の時代へ

Posted by ブクログ

2022/12/29

塩野七生さんの「フェルディナンド2世」を読んでから中世シチリア史に興味がありますが、こちらは彼の前の時代について、さらっと書いてあり,楽しめました。関連本読みたいです。

Posted by ブクログ

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