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小説家が読むドストエフスキー 集英社新書

加賀乙彦(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 集英社/
発売年月日 2006/01/22
JAN 9784087203257

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商品レビュー

3.1

8件のお客様レビュー

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2020/01/13

著者は元精神科医の作家。『死の家の記録』『罪と罰』『白痴』『悪霊』『カラマーゾフの兄弟』のそれぞれについて解説をされている。カルチャーセンターでの講義が元になっているのもあり、概略的ではあるが、話し言葉で読みやすい。日本でのドストエフスキー論というと、亜流フロイトな議論が支配的だ...

著者は元精神科医の作家。『死の家の記録』『罪と罰』『白痴』『悪霊』『カラマーゾフの兄弟』のそれぞれについて解説をされている。カルチャーセンターでの講義が元になっているのもあり、概略的ではあるが、話し言葉で読みやすい。日本でのドストエフスキー論というと、亜流フロイトな議論が支配的だけれども、本書はカトリック作家である著者ならではのキリスト教的視点が盛り込まれているところに好感が持てる。

Posted by ブクログ

2018/10/28

【由来】 ・大学の図書館で目についた。ドストエフスキーの「罪と罰』読了後すぐだったし、お久しぶりの加賀乙彦だったので。 【期待したもの】 ・インパクトはあったけど、全く読み解けない「罪と罰」のヒントがあるかも。 【要約】 ・ 【ノート】 ・ドストエフスキーの小説を複数取り上...

【由来】 ・大学の図書館で目についた。ドストエフスキーの「罪と罰』読了後すぐだったし、お久しぶりの加賀乙彦だったので。 【期待したもの】 ・インパクトはあったけど、全く読み解けない「罪と罰」のヒントがあるかも。 【要約】 ・ 【ノート】 ・ドストエフスキーの小説を複数取り上げてるので「罪と罰」だけではない。しかも雑多な印象を散文的に話してるだけという感じ。自分には得るところがなかった。 【目次】

Posted by ブクログ

2015/12/04

精神科医で小説家の加賀乙彦が、ドストエフスキーの『死の家の記録』『罪と罰』『白痴』『悪霊』『カラマーゾフの兄弟』の魅力を解き明かした本です。 著者はすでに『ドストエフスキイ』(中公新書)という本を刊行していますが、本書は朝日カルチャーセンターでおこなわれた講義に基づいており、非...

精神科医で小説家の加賀乙彦が、ドストエフスキーの『死の家の記録』『罪と罰』『白痴』『悪霊』『カラマーゾフの兄弟』の魅力を解き明かした本です。 著者はすでに『ドストエフスキイ』(中公新書)という本を刊行していますが、本書は朝日カルチャーセンターでおこなわれた講義に基づいており、非常に読みやすくなっています。タイトルが示すように、小説家としての観点から「小説の構造、伏線の張り方、人物の造型法、ストーリーとプロットの関係など、創作の技法や文体の特徴に力点を置いて話した」と述べられているように、ただ漫然とドストエフスキーの作品を読んでいただけでは考えないような内容が語られていて、興味深く読みました。

Posted by ブクログ

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