1,800円以上の注文で送料無料

  • 中古
  • 書籍
  • 書籍

べっぴんぢごく

岩井志麻子(著者)

お気に入りに追加 お気に入り 追加 追加する お気に入りに追加 お気に入り 追加 追加する に追加 に追加する

定価 ¥1,650

¥220 定価より1,430円(86%)おトク

獲得ポイント2P

在庫なし

発送時期 1~5日以内に発送

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社/
発売年月日 2006/03/20
JAN 9784104513031

べっぴんぢごく

¥220

商品レビュー

3.7

15件のお客様レビュー

レビューを投稿

2023/07/02

岡山の北は乞食でさえ施しが出来ぬかと迷うほどに貧しい…そんな村のある女の話である。 母親と乞食遍路をするシヲの七歳から一〇四歳までのおぞましく、数奇な一生が御伽話のように語られる。美しいが色気違いの乞食の母、美しさを受け継いだシヲ。シヲを捨て母親が盲目の琵琶法師と逃げた後、村の分...

岡山の北は乞食でさえ施しが出来ぬかと迷うほどに貧しい…そんな村のある女の話である。 母親と乞食遍路をするシヲの七歳から一〇四歳までのおぞましく、数奇な一生が御伽話のように語られる。美しいが色気違いの乞食の母、美しさを受け継いだシヲ。シヲを捨て母親が盲目の琵琶法師と逃げた後、村の分限者の家の養女となる。 べっぴんと醜女が交互に生まれるシヲの子孫達… シヲも凄いが娘や孫、そのまた孫の人生もまた凄まじく興味深い。どこかでこの因縁が終わるのか? 乞食(ほいと)気違い、ぼっけい、きょうてい… 岡山弁で語られる辛辣な言葉、差別、エロス… 岩井志麻子の世界にどっぷりハマりました。 かなり好き嫌いの分かれる作品。 岩井志麻子作品の好きな方はぜひどうぞ(^ ^)

Posted by ブクログ

2022/10/02

美醜の子供が交互に生まれてくる女系家族。一人目の因果の結果らしい。 御伽話的にさっくり読めてよかったです。

Posted by ブクログ

2021/03/28
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

物語は物乞いが屋敷に足を踏み入れる迄の境界線を示す乞食板、と寒村一の名家竹井家の養女になる乞食シヲ、の二つを軸に明治、大正、昭和、平成と因果のゆえかこの家の美醜交互に産まれる女性達が描かれていきます。 時代は下り乞食さえ過去の者になってもあり続ける乞食板、時の流れは乞食であったシヲを優れた容姿、達観したふるまいもあり竹井家そのものの象徴へと変えました。 後を継ぐ世代は消え行き、静かに終わりつつある竹井家ですが… 岩井志麻子先生ならではの不穏や不快を孕みつつも静かな語り口でその世界観がひしひしと染みこんできます。

Posted by ブクログ

関連商品

最近チェックした商品