- 書籍
- 文庫
北回帰線
商品が入荷した店舗:0店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
お客様宅への発送や電話でのお取り置き・お取り寄せは行っておりません
北回帰線
¥440
在庫なし
商品レビュー
3.5
20件のお客様レビュー
人間の諸相が書いてあって面白い。完成されたあらすじはない。テキトーにどこからでも読める。文体は練られているが、ひとつの物語だと思って読むと何を書いてるのかわからなくなる。むしろそれをヨシとしないところから歌うように書いたものらしい。1930年代のパリのアパートでの交友録なので、そ...
人間の諸相が書いてあって面白い。完成されたあらすじはない。テキトーにどこからでも読める。文体は練られているが、ひとつの物語だと思って読むと何を書いてるのかわからなくなる。むしろそれをヨシとしないところから歌うように書いたものらしい。1930年代のパリのアパートでの交友録なので、その実態は不明である。謎の書物Bとして貴重である。
Posted by
北方健三さんがこの本のことを、 「寝る前に読む本。どこから読んでも、どこで止めてもさしつかえない。面白いかというとそうでもない。」 と言っていて、それってどんな本?と気になったので図書館で借りてみました。 ・・・・この本が、私小説なのかエッセイなのか、はたまたファンタジーなのか...
北方健三さんがこの本のことを、 「寝る前に読む本。どこから読んでも、どこで止めてもさしつかえない。面白いかというとそうでもない。」 と言っていて、それってどんな本?と気になったので図書館で借りてみました。 ・・・・この本が、私小説なのかエッセイなのか、はたまたファンタジーなのか、それどころか主人公が誰なのか、っていうかそもそもこの長い文章に少しでも意味があるのか・・・ すべてにおいて全く理解不能の本でした。 つまらなくても大体本は読み切る主義の私が、最後まで読み切れずに投げ出してしまった。 下品な表現や汚らしい性描写も多いのですが、あまりにも意味が分からないため不快にさえなることが出来なくて、私には時間の無駄としか感じられなかったけど、評価を見ると必ずしも低くないんですよね。私の頭が硬いんだなあ。
Posted by
ロブ=グリエは取るに足らない作家である。というのがまずもって宣言しておくべき事柄なのだが、それに比較すればヘンリーミラーはいい。といっても比較しての話なのだが、ロブ=グリエの10倍はマシだろう。具体的に何がいいかではなくて、まぁ、マシ。というぐらいか実際は。とにかくロブ=グリエよ...
ロブ=グリエは取るに足らない作家である。というのがまずもって宣言しておくべき事柄なのだが、それに比較すればヘンリーミラーはいい。といっても比較しての話なのだが、ロブ=グリエの10倍はマシだろう。具体的に何がいいかではなくて、まぁ、マシ。というぐらいか実際は。とにかくロブ=グリエよりは少なくとも、いい。 で、問題なのが、なぜ私はかくもH・ミラーとロブ=グリエを比較しようと思ったのかだ。それが、さっきから自分でもわからないのだ。
Posted by