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セント・ニコラスの、ダイヤモンドの靴 角川文庫

島田荘司(著者)

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定価 ¥565

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 角川書店/
発売年月日 2005/12/21
JAN 9784041682098

セント・ニコラスの、ダイヤモンドの靴

¥220

商品レビュー

3.7

23件のお客様レビュー

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2010/05/28

御手洗&石岡コンビの…

御手洗&石岡コンビの作品。クリスマスに読んでおけば良かった…という後悔がまず出てきました(^^;。お話もほんわか人情もの(?)で、クリスマスに相応しいものでした。最近では、御手洗1人だけの外国を舞台にした作品や石岡だけの作品などが増えましたが、やはりこの2人が一緒にいる方がイイで...

御手洗&石岡コンビの作品。クリスマスに読んでおけば良かった…という後悔がまず出てきました(^^;。お話もほんわか人情もの(?)で、クリスマスに相応しいものでした。最近では、御手洗1人だけの外国を舞台にした作品や石岡だけの作品などが増えましたが、やはりこの2人が一緒にいる方がイイですねー。

文庫OFF

2022/12/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

御手洗シリーズの、短編小説のような意匠を凝らしたエピソードや、最近の科学技術の話など、そういった肉付けが一切無い、事件のみを語った生粋の本格推理小説だ。 セント・ニコラスのダイヤモンドの靴を巡って『占星術殺人事件』の竹越刑事と事件をもたらした高沢秀子を交え、右往左往する物語で、中身は簡単なのに、なかなか目的のダイヤモンドの靴までに行き着かない。まるで乱歩の通俗小説を読んでいるかのようだった。 今回は誘拐事件の新しい書き方とでも云おうか。事件を第三者の目から当事者の行動を、理解し難い奇行の数々として描くという技法を凝らしており、思わずポンと膝を叩いてしまった。 そして逆に島田氏の本格推理物の作り方というのが解ってしまった。 それは、ある行動について、無知の人の目を通して情報の少ない形で語るというスタイル。これが後の説得力ある御手洗の解明に一役買っているのだ。 だから読者は作者(ほとんどの場合、それはある登場人物の台詞によって語られる)が語る事象を鵜呑みにせず、その行動そのものを実際に試してみるとよいだろう。特に今回のダウジングなんかはその典型だ。 しかし、街の花壇のボックス化とそのローテーションには参ったなぁ。明らかに大嘘だと解ったよ。 しかし、こういう嘘があることが初期の御手洗が帰ってきたと思ったのだから、不思議なものだ。 御手洗物入門書として、長さといい、ストーリーといい、最適の1冊かな。

Posted by ブクログ

2021/05/26
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

序盤は個人的にかなり好きな御手洗モノ短編、「Ige」のような感じだった。 衆人環視の中で穴を掘り始める夫婦、雨が降ったことで意識を失った老婆、雨で消される十字架、手におかしな物を持って夜毎歩き回る怪人... これらの謎が綺麗につながっていくさまは圧巻。 そして身代金の回収方法、折野の対母親対策にも驚いた。 御手洗の優しい一面がのぞける作品の一つであり、御手洗潔ファンとしては嬉しい限りだが、やはり占星術や斜め屋敷のようは奇想天外なトリックも恋しくなる。

Posted by ブクログ

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