ものすごくかわいい絵本だった。 まず表紙の絵がいい。一生懸命書くぞって感じが伝わってくる。これから、おへんじがくることへの期待と初めて感が伝わってくる。 そして、何よりいいのがともだちのとらくん。 おへんじというもの自体がまったくなんなのか分からないんだけど、くろくんがお返事来なくて、だんだん元気がなくなってくるものだから、一緒に探しに行ってくれる。 で、見つからなくて一緒にとぼとぼしてくれたり、とことんくろくんに寄り添ってくれる。 最後の展開のとらくんの表情はもう、本当にとってもいい。 その続きで背表紙も。 何回も読んでしまった。かわいかった。

お手紙を出すこと・お返事をもらうことのドキドキと喜びを思い出せる一冊。 ネコのクロくんはシャムにお手紙を出します。 お手紙を出したことももらったこともないトラくんは、クロくんがお手紙が相手に届いてこちらにお返事が届くまでを説明するのを聞きながら、あまり興味がない様子。 でもシャムからのお返事まだかな、となかなか届かないお返事にだんだんさみしくなってくるクロくんを横で見守っていたトラくんは、行動を起こします。 もうとにかくクロくんトラくんのネコチャンキャラクターがとても愛らしい。表情が生き生きとしていて、お手紙を受け取った時のお顔なんかかわいさ満点。 学生時代に手紙や年賀状を友だちと送り合ったのがとても楽しかったのを思い出しました。 ラインやメールでもお返事が返ってくるというのは嬉しいものですが、お手紙はやっぱりいいですね。 これからお手紙を送り合おう！という子どもたちにも、ぜひ読んでほしい絵本です。

お手紙を書くのが好きな子におすすめ！！ 手紙を通して友達と気持ちが通じ合う喜びが感じられ、お手紙が書きたくなっちゃうかも！！インターネット社会で便利になった現在だからこそ子どもたちに手紙の良さを感じさせたり、大人もスマートフォンから離れ、自分の気持ちを手紙にしてみるのも良いかもしれないと感じさせたりする絵本！！(鯖)