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幽剣抄 角川文庫

菊地秀行(著者)

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商品詳細

内容紹介 内容:影女房. 茂助に関わる談合. 這いずり. 千鳥足. 帰ってきた十三郎. 子預け. 似たもの同士. 稽古相手. 宿場の武士
販売会社/発売会社 角川書店/
発売年月日 2004/08/25
JAN 9784041664216

幽剣抄

¥220

商品レビュー

3.4

5件のお客様レビュー

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2010/05/28

伝奇作家・菊池秀行の…

伝奇作家・菊池秀行の時代小説。伝奇小説ではないので苦手な方でも大丈夫です。

文庫OFF

2023/01/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

薫陶とは呪いの一種である。 十代に受けて、裏返ってしまったものは、間違いなくそうだ。 菊地秀行作品から距離を置くようになったステップは四段階ある。 その1.『魔宮バビロン』。ラスト1ページの大どんでん返しには苦笑いを禁じ得なかった。 その2.上中下完結編123。ソノラマ文庫から離れる決意をしたものだ。 その3.『魔王伝』。この作家は結末を描けないのではないかと疑いを抱いた。 その4.魔界医師メフィストシリーズ。核心というものを描けないのではないかという疑いを抱いた。 消費するための作品を書くことを自らに課した作家。ぬるめに解釈をして、そう結論つけざるを得なかった。『インベーダー・サマー』や『風の名はアムネジア』などの作品があったから、そうは思いたくなかったのだが。 シリーズものとはいえ、物語は完結してなんぼである。完結しない作品は評価できない。いつまで経っても修行中の読み手だが、そういう評価基準だけは身についた。残念ながら好みではなくなってしまった作家ということになる。好きだった作家がそうでなくなるのは寂しいものだ。だから、折に触れて振り返ったり、新作に触れもするのだろう。これが薫陶の賜というやつに違いない。 ゆえに本書も手に取ることになった。本書は9作品からなる短編集である。 2作目までは刮目した。『エイリアン怪猫伝』を書いた作家であることを思い出させてくれた。3作目からは「魔界都市なら15分、Dはその必要さえない」(本人談)の作家だった。悲しい哉。

Posted by ブクログ

2019/09/12

これはやばい。良い物読んだ! 伝奇的時代小説であり、剣の小説でもあるかもしれない。 川霧のように、すーっと足下にもやがかかり続けているような、不思議に寒々しい雰囲気がたまらない。 面白かった。 贅沢な短編&掌編集。

Posted by ブクログ

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