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したい気分 女の創造力

エルフリーデイェリネク(著者), 中込啓子(訳者), リタブリール(訳者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 鳥影社
発売年月日 2004/02/01
JAN 9784886297983

したい気分

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2014/10/02

読み終わるのに猛烈に時間がかかってしまった。苦手系の作品だからというのももちろんあるのだけれど、これは、言葉を読み込まなければならない作品だから、どうしても時間がかかるのだ。 好き嫌いのはっきり分かれる作品である。ドイツではベストセラーになったそうだが、その反面「赤ポルノ」とい...

読み終わるのに猛烈に時間がかかってしまった。苦手系の作品だからというのももちろんあるのだけれど、これは、言葉を読み込まなければならない作品だから、どうしても時間がかかるのだ。 好き嫌いのはっきり分かれる作品である。ドイツではベストセラーになったそうだが、その反面「赤ポルノ」という人もいる。 畏れ多くもノーベル賞作家の作品に対してだ。 内容はというと、雇用者は被雇用者に対して絶対の権限を持ち、男性は女性を好きに扱う権利がある。つまり、持てる男(モテる男に非ず)はやりたい放題だ、というもの。 それが手を変え品を変え、視点を変え文体を変え延々300ページ以上も続くのであるから、そりゃあ食傷するよ。 この作品の肝は、言葉遊びや造語によるメタファーの波状攻撃だろう。 だから、本来は原書でこそ味わえる部分が多いと思う。かなり日本語としては読みにくいし、注釈も煩わしいほどついている。(訳者によると原文でも相当読みにくく、訳者自身も翻訳を一時中断したほどであるとか) 同じくノーベル文学賞を受賞したガルシア=マルケスだと(と言っても「百年の孤独」と「族長の秋」しか読んでないけど)同じように時間や視点が歪んでいて、現実なのか空想なのか過去なのか未来なのかわからなくても、いつか人は死に街も死んでいくのに、この作品のテーマは強固な思想という奴なので、いつまでもいつまでも同じように続いていくのである。そう、300ページ以上も。 はっきり言って、私程度の頭で読んでいると、どこを読んでもおんなじにしか読めないの!どのページのどの行を読んでも。 いつかきっと、どこかで面白くなるはずと思って読んだけど最後までこの調子。 訳者と私へ、「大変よくがんばりました」

Posted by ブクログ

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