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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 角川書店/ |
発売年月日 | 2005/01/01 |
JAN | 9784044152314 |
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百鬼夜翔 霧が惑う暗夜
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百鬼夜翔 霧が惑う暗夜
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商品レビュー
3
2件のお客様レビュー
霧との戦いの完結編の…
霧との戦いの完結編の中巻。スケールが大きくなりすぎで収束するのか不安。
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前回「霧が閉じる黄昏」の続編。前、中、後編の中編にあたる。 ライトノベルにおいて重要なのは登場キャラの性格付けだが同じく重要なのは読者をその世界観に引き込む力だと思う。 このシリーズ、そして前シリーズにおける妖魔夜行シリーズではその世界観は特徴的ではあるが日本人にとっては身近な存...
前回「霧が閉じる黄昏」の続編。前、中、後編の中編にあたる。 ライトノベルにおいて重要なのは登場キャラの性格付けだが同じく重要なのは読者をその世界観に引き込む力だと思う。 このシリーズ、そして前シリーズにおける妖魔夜行シリーズではその世界観は特徴的ではあるが日本人にとっては身近な存在、「妖怪」を分かりやすく日常世界に溶け込ませるという事に成功させていると思う。 そして前シリーズは一応の主人公格である人物の成長と力がインフレ化する敵側のいわゆる「ドラゴンボール状態」を避けるべく20世紀ならではの最強の敵を使って物語は円満を迎えた。 そして新しいキャラを投入して開始された今シリーズもいよいよ終盤である。 今シリーズの主人公も成長を遂げ、円満に向かっているのであるが、この作品の問題点がある。 その問題点とは、新シリーズと銘打っておきながらの前シリーズの登場人物の登場頻度の高さである。 この話が始まる前の短編集の段階では、名前が出てくる程度の「前作からのファンがにやりとする」くらいだったのだが、この最終章では半分とは言わないまでも、かなり話の重要なポイントを占めている。 それも前の短編シリーズのみ読んでいるだけでは分からない。 小説というジャンルには含まれづらいテーブルトークRPGのルールブック、リプレイ、データ集など「SNEの出す妖怪物」を網羅している人でないと全ての登場人物を理解できないと思われる。 小説という形態という物語で 「突然登場したキャラクターが物語の大部分で活躍する」 こんな状態では今シリーズからの読者の心境は離れるのではないであろうか。 わざわざシリーズ名を変えて仕切り直しをした意味がいまいち分かりづらくなっていると思われる。
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