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陋巷に在り(12)
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陋巷に在り(12)
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中華大スペクタクル物語12巻。妖艶な美女は重要な役目を果たし、果てる。 孔子の故郷、尼丘は滅びる。 まさしく本長編のクライマックスシーンであろう。 そして訪れた静寂の中、最終巻へ進む。
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顔儒の里、尼丘の崩壊。 死力を尽くした長老たちの封鎖の呪を突破して、山上の祠に向かう悪悦の恐ろしさときたら、夢に出て来そうだ。 妹の子蓉は、駆けつけた顔回の腕の中で息絶える。 一転して成城攻めの場面。 忠義の気持ちから、敢えて主君孟懿子に背き籠城する處父。 攻める盟友の景伯は、...
顔儒の里、尼丘の崩壊。 死力を尽くした長老たちの封鎖の呪を突破して、山上の祠に向かう悪悦の恐ろしさときたら、夢に出て来そうだ。 妹の子蓉は、駆けつけた顔回の腕の中で息絶える。 一転して成城攻めの場面。 忠義の気持ちから、敢えて主君孟懿子に背き籠城する處父。 攻める盟友の景伯は、處父を惜しみ、何とか投降させようとするが、うまくいかない。 處父も彼に従って戦い抜こうとする民を裏切れず、投降できないところに追い込まれている。 そこで景伯がとった策は――。 ここいらは、男の意地に泣くところ、だろうがねぇ。 私は若干引いてしまった。 人の命が軽く扱われすぎだ。 孔子は、急いて事を運んだために處父の乱、引いては尼丘の滅亡を引き起こしてしまったと自責し、病む。 病が癒えかかったところで、尼丘へ行き、とうとう顔回と再会する。 というところで、主人公らしくない主人公、顔回が次巻ではいよいよ舞台に上がってくるのだろうか。 そういえば、すべての文庫本の巻の表紙を飾ってきた諸星大二郎のイラスト。 本巻では...これは、悪悦かと思われるが…。 コワい。 コワすぎる。
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尼丘と成城の攻防戦がともに終息します。 改革するためには古きものを潰さねばならない。その過程で大きな犠牲を生む。その犠牲を払ってまで改革する価値があるのか、指導者は思い悩むことになる。現代にも通じる理ですね。 子蓉は尼山の神に命を受けたのですが、それが具体的に何だったのか謎です。
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