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ヴィルヘルム・マイスターの遍歴時代(上) 岩波文庫

ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ(著者), 山崎章甫(訳者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 岩波書店
発売年月日 2002/02/15
JAN 9784003240564

ヴィルヘルム・マイスターの遍歴時代(上)

¥605

商品レビュー

3.7

6件のお客様レビュー

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2010/05/28

『修業時代』の続篇で…

『修業時代』の続篇である本書は、「諦念」を主題とした、ゲーテ(一七四九‐一八三二)最晩年の豊かな英知に満ちた作品である。

文庫OFF

2023/01/10

著者、ゲーテ、どのような方かというと、ウィキペディアには次のように書かれています。 ---引用開始 ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ(Johann Wolfgang von Goethe、1749年8月28日 - 1832年3月22日)は、ドイツの詩人、劇作家、小説家、...

著者、ゲーテ、どのような方かというと、ウィキペディアには次のように書かれています。 ---引用開始 ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ(Johann Wolfgang von Goethe、1749年8月28日 - 1832年3月22日)は、ドイツの詩人、劇作家、小説家、自然科学者(色彩論、形態学、生物学、地質学、自然哲学、汎神論)、政治家、法律家。ドイツを代表する文豪であり、小説『若きウェルテルの悩み』『ヴィルヘルム・マイスターの修業時代』、叙事詩『ヘルマンとドロテーア』、詩劇『ファウスト』など広い分野で重要な作品を残した。 ---引用終了 で、本作の内容は、次のとおり。 ---引用開始 『修業時代』の続篇である本書は、「諦念」を主題とした、ゲーテ(一七四九‐一八三二)最晩年の豊かな英知に満ちた作品である。主筋に数篇の挿話と二つのアフォリズム群をはめこんだ独特のスタイルを持ち、底知れぬスケールを感じさせる「大作」である。新訳。 ---引用終了 さて、昨日の聖教新聞(2023年1月9日)によると、本作には、次のような記述があるようです。 「鍛冶屋は、火を吹きつけて、鉄の棒から余分なものを取り去って、鉄を軟らかくする。鉄にまじり気がなくなると、それを打って鍛える。そして水という異質な養分によって、ふたたび強くなる。それと同じことが、人間にたいして師によって施される」 ゲーテが出会った人物で、ゲーテに好影響を与えた人物に、ヘルダーがいます。 そのヘルダーは、ウィキペディアに次のように書かれています。 ---引用開始 ヨハン・ゴットフリート・ヘルダー(Johann Gottfried von Herder, 1744年8月25日 - 1803年12月18日)は、ドイツの哲学者・文学者、詩人、神学者。 カントの哲学などに触発され、若きゲーテやシュトゥルム・ウント・ドラング、ドイツ古典主義文学およびドイツロマン主義に多大な影響を残すなどドイツ文学・哲学両面において忘れることの出来ない人物である。 ---引用終了

Posted by ブクログ

2020/11/27

高速あらすじ 岩山でヴィルヘルムとフェリクス父子、イエス一家エジプト避難のような不思議な一家と会う。 妻ナターリエへの手紙。結社の義務。3日以上同じところに止まっては行けないなど。忠実に守る。 ヨセフ一家の話。礼拝堂と僧院の管理者兼大工。聖ヨセフの絵を幼少より身近で見て暮らし、...

高速あらすじ 岩山でヴィルヘルムとフェリクス父子、イエス一家エジプト避難のような不思議な一家と会う。 妻ナターリエへの手紙。結社の義務。3日以上同じところに止まっては行けないなど。忠実に守る。 ヨセフ一家の話。礼拝堂と僧院の管理者兼大工。聖ヨセフの絵を幼少より身近で見て暮らし、模倣する敬虔な人。美しい身重のマリーと出会い結婚した話。 46 ちびのうさんくさいフィッツ。しばしの旅の友 47 かつての友ヤルノ(今は名前を変えモンターン)との再会。石の研究。 多面的より一面的がよい。手仕事が最初で、そこから芸術が生ずる。ひとつのことをなすことによって、すべてのことをなす。ひとつのことで全ての比喩を見る。 60 諦念者の義務。過去も未来も話してはいけない。現在のことだけ。 64ヴィルがお守りのように持ち歩いている手術道具 68巨人の城の洞窟で、フェリクス、美しい小箱を発見する フィッツの案内で大農園に向かう道で、格子の罠によりふたり捕まる。手厚く迎えられる。罠は土地の主人が盗人からこの地を守るためのものだった 78 邸宅の主の姪、姉のユリエッテ、妹ヘルジーリエ。 フェリクス、ヘルジーリエに惹かれる。ヘルジーリエも嬉しく思う。父子に彼女が訳した物語の原稿をあげる。時々こんなふうになりたいと思うという。『気のふれたさまよう女』美しい遍歴の女性が館の父子にそれぞれ恋され、自分の徳性を2人に疑わせることで誰の徳性をも損なわないでいられる手段を考える。偽りの妊娠を告白。怒り、失望した父子だったが彼女の徳性を悟り、彼女を探すがもはや見つからなかった 108 ユリエッテ、ヘルジーリエ姉妹には三年留守にしている従兄弟レナルドーがいて、もうじき戻ってくるとのこと。近くの自分の居館に住んでいる、一家の守護神、太古の巫女のように神的な言葉を表明する力のある伯母マカーリエの話。伯父は実際的なものを目指す優れた人物。夜、この家族の相互の書簡を読ませてもらう。 ヴィル父子、姉妹の頼みでマカーリエと従兄弟のところへ出発。 144 第八章 挿入話。ある父子の話。やもめの父教授は息子ルチドールに、郡長であり親しい友の2人の娘のうち、妹ユーリエとの婚姻を望んでいる。息子は姉のルチンデを愛する。ユーリエはひょうきん、楽しい子で教授のお気に入り。ルチンデは清らかで女性らしい。ルチドールには夜1人部屋で激情に駆られて独り言を叫ぶ癖がある。結局家族はこれを聞いていて、全てうまくいくよう取り計らわれる。 194 ヴィル父子、マカーリエ邸に。気品高い初老の婦人。ひとりひとりの内面の自然を見ているような。 家の友で感じのいい夫人アンゲラ 206 ヴィル、天体観測。星の下で眠り、マカーリエが星になり、登っていき、星空全体と一つになり、それが広がって全てを包み込む夢を見る。 209アンゲラが管理する数多くの文庫の話。何気ない会話から飛び出す優れた思想の書き留め マカーリエについて。マカーリエからレナルドーの話 217ヴィルとレナルドーの会話。彼の気がかりな栗色の娘「ヴァレリーネ」。彼女の小作人の父(敬虔派、田園静寂派)は伯父により追い出されることが決まり、父と娘破滅の危機。娘はレナルドーに嘆願。レナルドー、深く感銘を受けるがその印象は次第に薄れ、放ったらかしにする形になり、あの娘はどうなったのだろうと不安と後悔。これが彼が帰還をためらってる1番の理由だった。 231 ふたり、今は結婚しているというヴァレリーネに会いに。立派な主人で幸せなのは疑いようなく、喜ぶ。が、帰ってきた彼の妻はかの人ではなく、領事裁判官の娘だった。かの小作人の娘の名前は実はナホディーネといった。 235 レナルドー、ヴィルにナホディーネを探してくれるよう頼む。手始めにある立派な老人のもとに行ってくれるよう。彼はある教育団体を紹介してくれるからフェリクスにもいいだろう。 244 老人宅。過去のものを大切にする人。例の小箱をここで預けることに。 解説より。 主要テーマである「諦念』について。個々の人間の思考、能力の全面的な展開に対する「断念」のこと。一面性の時代へ。個々の人間は不十分。総体としての人間が初めて人間的なものを完成するのであって、個々の人間は機能にすぎない。個々の人間によって、文化のために何がなされうるかが疑問とされ、共同体、連帯、共有という概念が現れてくる。(トーマスマンの見解。 この小説の中で語られるゲーテの三つの夢。すなわち、教育州(キリスト教を基礎とし、農耕牧畜に基づいて、各人が自分に適したひとつの業の習得に努める)、アメリカへの移住(その地の近代国家の建設)、人間の理想的形姿としてのマカーリエ。

Posted by ブクログ

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