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沖縄ノート
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沖縄ノート
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商品レビュー
3.8
18件のお客様レビュー
著者の心で響いていた「きみは沖縄のイメージを単純化しようとしているのではないか」という声。 これは明らかに我々に向けられた言葉だ。 いま改めて、沖縄を他の都道府県と質的に同じ程度の日本の構成地域として捉えられるのか私たちは考える必要がある。沖縄県は他の都道府県と比べれば圧倒的...
著者の心で響いていた「きみは沖縄のイメージを単純化しようとしているのではないか」という声。 これは明らかに我々に向けられた言葉だ。 いま改めて、沖縄を他の都道府県と質的に同じ程度の日本の構成地域として捉えられるのか私たちは考える必要がある。沖縄県は他の都道府県と比べれば圧倒的に巨大な米軍基地が立地しておりそれはまず何より"米軍のため"のものであり、そして沖縄、または日本の防衛を担うものである。この時点で、沖縄県は明らかに異常な状態にあると考えるべきだ。沖縄県は他の地域と比べても均質な日本の構成地域ではない。歴史的にみると沖縄はもともと琉球であったし、また沖縄戦という壮絶な地上戦の舞台にもなり戦後は独立するのに時間がかかった。 これらの事実を知った上で、沖縄は本土全く同じ色をした"日本"だと思っているとしたら、あなたは沖縄の単純化して捉えようとしているだろうし、おそらくそれは沖縄は"全き日本だ"という固定観念と在日米軍基地の存在を肯定したいがための単純化かもしれない。私は沖縄県を理解しようとし続ける試みを止めては行けないと思った。本土民の結論ありきでなく、全くゼロから沖縄の歴史と市民を理解したい。
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難しかった。 大江健三郎さんの訃報を聞いたことが読むきっかけ。これが書かれたのは沖縄が日本に返還される2年前の1970年なので、かなり「沖縄を舐めるな」という気迫感が漂ってきた。 沖縄の人たちが味わってきた苦しみや辛さはもちろん理解したいと思うんだけど、大江さんの「本土の人たちは...
難しかった。 大江健三郎さんの訃報を聞いたことが読むきっかけ。これが書かれたのは沖縄が日本に返還される2年前の1970年なので、かなり「沖縄を舐めるな」という気迫感が漂ってきた。 沖縄の人たちが味わってきた苦しみや辛さはもちろん理解したいと思うんだけど、大江さんの「本土の人たちはわからない」論調が強すぎて、「多分私には一生わかってあげられない…ごめんなさい…」という気持ちになってしまった
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少し難しくて読みづらかったです。 筆者の尊敬してる方に対する思い、沖縄に対する思いや第二次世界大戦後の沖縄の在り方など事実も知れて良かったです。
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