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やぶにらみ科学論 ちくま新書

池田清彦(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 筑摩書房/
発売年月日 2003/11/10
JAN 9784480061409

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商品レビュー

3.5

8件のお客様レビュー

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2019/08/27

BSEや地球温暖化、クローン技術など、さまざまな問題をあつかった科学エッセイです。 著者の議論を支えている柱のひとつは、著者が「好コントロール装置」と呼んでいる近代国家のパターナリズムに対する批判だといえるように思います。ただし本書は「リバタリアンのすすめ」といったような内容で...

BSEや地球温暖化、クローン技術など、さまざまな問題をあつかった科学エッセイです。 著者の議論を支えている柱のひとつは、著者が「好コントロール装置」と呼んでいる近代国家のパターナリズムに対する批判だといえるように思います。ただし本書は「リバタリアンのすすめ」といったような内容ではなく、科学的な装いを施したパターナリズムに対して科学者の立場から問題点を指摘するというものとなっており、興味深く読みました。 本書の議論を支えるもうひとつの柱となっているのが、著者のいう「構造主義的科学論」の視点です。これは、あらゆる科学の理論は「同一性」というものに依拠して組み立てられているという科学認識論上の立場だと理解することができます。著者は、この同一性を構築するのは脳の働きだという、唯脳論の養老孟司を思わせる議論を展開しています。 読者によっては、著者のシニカルな語り口が好きになれないと感じるひともいるかもしれません。

Posted by ブクログ

2018/01/13

科学論というよりも、「科学に対する人間」論。 “人々は科学の成果を利用する権利を有するが、科学がよしとするものに従う義務はない、と私は思う” 私が子どもの頃、科学は今よりもいい生活に向かって延びていくレールのようなものだった。 今は、科学は万能ではないし、必ずしも人間のために...

科学論というよりも、「科学に対する人間」論。 “人々は科学の成果を利用する権利を有するが、科学がよしとするものに従う義務はない、と私は思う” 私が子どもの頃、科学は今よりもいい生活に向かって延びていくレールのようなものだった。 今は、科学は万能ではないし、必ずしも人間のためになるものばかりではないこともわかってきた。 では、人間は科学とどう向き合えばいいのか。 今の科学は細分化されすぎてしまって、全てに対して専門的であることは無理だ。 だからこそ、基礎をきちんと学習することが大事だ。 マスコミが無責任に垂れ流す似非科学、国や企業が自らの利益のために恣意的に押し付けてくる科学論理。 そういうものを見極める目。それが必要だ。 世間一般の風潮を、いったん立ち止まって考えてみると、流されてるな~と思うことしばしばである。 著者はあえて世間を敵に回すような立ち位置で物申しているけれど、言われて見れば納得のいくことばかり。 「自然保護と原理主義」原理主義とは手段を目的にしてしまうこと、と考えるとわかりやすい。 「地球温暖化論のいかがわしさ」ひと月先の天気予報だって無理なのに、地球が温暖に向かっているのか、寒冷に向かっているのかなんてわからない。 「クローン人間作って、何が悪い」生物の形質はDNAのみによって決定されるわけではない。クローン人間と元になる人間は一卵性双生児ほどにも似ていないと考えられる。 「加速するバカ化」日本の大学生の大半は智への憧れも畏れも皆無である。 「死ぬことと生きること」たくさんの死の上に自分の生があることを認識して、人はやさしく上品になれるのだと思う。やさしくても上品でも、いずれ死ぬことに変わりはない。 特に強く同感したのは「定期検診は病気を作る?」 定期検診でがんを早期発見できた人が、私のまわりにも何人かいる。 それを踏まえたうえで、あえて言いたいのは、定期検診の結果として出される数値の正常異常は、あくまでも国が決めた目安であるにすぎないのである。 そこに個体差は考慮されてはいない。 どういう状態がその人の最適な状態なのかは、平均的な数値からは出てこない。 だから、自覚症状の伴わない多少の異常値に、無理やり病名(疑い)をつけて再検査や精密検査を強要するのはいかがなものか? 2000年まで日本に高血圧の人は1600万人しかしなかったのに、21世紀になった途端3700万人になった。 なぜか。 日本高血圧学会が、高血圧の基準値を160/95mmHgから140/90mmHgに引き下げたから。 60歳以上の6割以上が高血圧症というのなら、むしろ高血圧の方が普通なのではないの? 病気は数字が作り出すものではないはず。 あきらかにレントゲンや内視鏡などに異常が見られたときは別として、数字で線引きされる異常については、もう少し体の声を聞いてみることが大事なのでは。 つまり何事も盲信するのは危険だね、ということ。

Posted by ブクログ

2014/12/07

http://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480061409/

Posted by ブクログ

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