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子どもの王様
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子どもの王様
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商品レビュー
2.9
37件のお客様レビュー
著者の作品、ブクログ登録は初めてです。 著者、殊能将之さん、どのような方かというと、ウィキペディアには次のように書かれています。 殊能 将之(しゅのう まさゆき、1964年1月19日 - 2013年2月11日)は、日本の推理作家。生前は覆面作家だったが、死後、本名:田波正と発...
著者の作品、ブクログ登録は初めてです。 著者、殊能将之さん、どのような方かというと、ウィキペディアには次のように書かれています。 殊能 将之(しゅのう まさゆき、1964年1月19日 - 2013年2月11日)は、日本の推理作家。生前は覆面作家だったが、死後、本名:田波正と発表された。 49歳にて亡くなっています。 今後の活躍が楽しみだっただけに、残念です。 で、今回手にした、『子どもの王様』。 その内容は、次のとおり。(コピペです) 団地に住む、少年ショウタと親友トモヤ。トモヤは学校に行かずに、部屋に籠もって本ばかり読んでいる。 そんな彼がするのは、いつも奇妙なつくり話。団地に住む魔女の話や、子どもの国を支配する残酷な王様の話……。 だが、ある日ショウタは、トモヤが言ったとおりの格好の男を目撃する。まさか、子どもの王様は実在した!?
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〈講談社ミステリーランド〉叢書から刊行された作品。「大人にも子どもにも楽しめる本格ミステリ」の内容であるから、これまでの著書からしたら引用や蘊蓄やガジェットが控えめでとてもライト(頁数も少なめ)。ただそこは殊能将之作品、言うまでも無く巧妙なトリックがあり、結末近くの盛り上がりは絶...
〈講談社ミステリーランド〉叢書から刊行された作品。「大人にも子どもにも楽しめる本格ミステリ」の内容であるから、これまでの著書からしたら引用や蘊蓄やガジェットが控えめでとてもライト(頁数も少なめ)。ただそこは殊能将之作品、言うまでも無く巧妙なトリックがあり、結末近くの盛り上がりは絶品。子ども向けジュヴナイルとして見事にまとめられている。まあ本格ミステリに飢えて殊能センセーを求める大人は少し物足りなさが残るが、あとがき「わたしが子どもだったころ」で著者の幼少期の姿をほんの少しうかがえることで満たされるのでは。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
小学生の頃読んだらトラウマになりそうな。。。 整っていないイラストの怖さ。。。 でも子供の時に読んだら、このやるせなさ感は無いかもしれない。。 庇護下にある子供は、たとえ庇護されていなくても その環境を自ら変えることは出来ないので、受け入れるしかない。。 下手したら、疑問すら抱かずに過ごしてしまうかもしれない。。 主人公の男の子は母親に事あるごとに「大きくなったら何になりたい」と尋ねられている。 彼が、”子どもの王様”の正体を知った後の回答、 「大人になりたい。」 この”大人”に込められている意味を考えると、 自分が果たして大人か考えると、自信が無く、後ろめたくなってしまう。。。 ラスト、笑顔で終わらないのもまた、単純なヒーローものではないのだな、と。。。
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