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退職刑事(3) 創元推理文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 東京創元社 |
発売年月日 | 2003/01/14 |
JAN | 9784488434045 |
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退職刑事(3)
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商品レビュー
3.8
5件のお客様レビュー
安楽椅子探偵ものの第…
安楽椅子探偵ものの第三弾。死体で題名が統一されている。巻頭の「大魔術の死体」は、男が電話ボックスの中で撃たれるが、ボックスのガラスに弾の貫通した痕がないという謎の事件。
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1980年前半に書か…
1980年前半に書かれた安楽椅子探偵もの。かっては硬骨の刑事、今は恍惚の刑事となっている元刑事のオヤジが、息子との会話だけで、事件の真相を言い当てる。①②に比べ、時代も現在に近づき、作者も安楽椅子探偵ものの書き方に馴れてきたようで、前の2冊より、格段に良くなっているとの印象だ。
文庫OFF
電話ボックスで男が撃たれた。 しかし、四面のガラスには傷はなく――。 銃弾はどこからきて、どこへ行ったのか? 『大魔術の死体』 往来の真ん中で突然着物を捲りあげた女の真意とは? 『人形の死体』 額に切手の貼られた死体。 ダイイングメッセージなのだろうか。 果たしてその意味は?...
電話ボックスで男が撃たれた。 しかし、四面のガラスには傷はなく――。 銃弾はどこからきて、どこへ行ったのか? 『大魔術の死体』 往来の真ん中で突然着物を捲りあげた女の真意とは? 『人形の死体』 額に切手の貼られた死体。 ダイイングメッセージなのだろうか。 果たしてその意味は? 『料金不足の死体』 等、魅力的な謎が次々と提示されるシリーズ3冊目。 安楽椅子探偵のという形式は解決のスピード感が違う。 話を“聞いただけで”解決してしまうのが安楽椅子探偵だが、そのことによってもう一つ特徴となるのが解決へのスピードだ。 勿体ぶってだらだらと引き延ばすことなく、「問題」から「解決」への流れが素晴らしく手早い。 何せ“聞いただけ”で解決しなければならないのだから。 本書は『大魔術の死体』の一作だけ、確認のために部屋から出てしまう。 解説ではここに都筑氏の目論見があったと予想しているが、今となっては分からない。 故に厳密な意味での安楽椅子探偵ではなかったが、その解決のスピード感は同様に残されていた。 殆どが会話の文だけで構成される本シリーズは非常に読みやすい。 30年も昔の作品だと「古いもの」と思いがちだが、そこに通じる価値観などは今とさほど変わらない。
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