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メソポタミアの王・神・世界観
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メソポタミアの王・神・世界観
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商品レビュー
3
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アルキメデス周辺の数学について勉強していたが、ちょっと寄り道してメソポタミアに行こうと図書館で借りた。 シュメールが都市国家から領域国家、そして統一国家にはてんする様子が著されている。 この時代の「神」といっても神話世界の存在で、まだ宗教が確立されていない。事物への畏れが神格化されていて大変興味深い。 著者によれば、シュメール人とアッカド人は、シュメール語とアッカド語と言葉こそ違え(それぞれ影響し合っていた言語)、どちらもエンリル神を中心とした神々を敬っており、民族対立的に捉えるのは誤りであるとのこと。 以下、シュメールの7神他についての覚書き。 アン 男:アンは「天」の意味、天神 エンリル 男:「風の王」の意味、人間世界の主人 都市・神殿名:ニップル・山の家 エンキ 男:「地の主」の意味、地下にあった深淵(アブズ)の神 都市・神殿名:エリドゥ・深淵の家 ナンナ 男:不詳、月の神 都市・神殿名:ウル・光の家 ウトゥ 男:「日」「太陽」を意味する 都市・神殿名:ラルサ、シッパル・輝く家 イナンナ 女:「天の女王」の意、金星 都市・神殿名:ウルク・天にある家 ニンフルサグ 女:「山の女王」の意、大地の母なる神 都市・神殿名:アダブ・大いなる家 エレシュキガル 女:「冥界の女王」の意 都市・神殿名:クタ・大いなる町(=冥界)の家
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東西を問わず、古代の英雄は、生きることの意味を名を後世に残すことに求めるんだなーと思いました。どれだけ鮮烈に生きるか、どれだけ名を汚さずに死ぬか。ちょっと引用になりますが、『名を残すことに意味を求めるのは、人間が神と違って死すべき存在であり、永遠性をもたないからである。』ってのが...
東西を問わず、古代の英雄は、生きることの意味を名を後世に残すことに求めるんだなーと思いました。どれだけ鮮烈に生きるか、どれだけ名を汚さずに死ぬか。ちょっと引用になりますが、『名を残すことに意味を求めるのは、人間が神と違って死すべき存在であり、永遠性をもたないからである。』ってのが、本当、メソポタミアはシビアな世界観だな…。 ギルガメの名前のネタは他の本にもあったような。冥界の王をからめたのもあった気がするけどどこの本だったかわすれました。
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