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古今和歌集 岩波文庫

佐伯梅友

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 岩波書店
発売年月日 1981/01/01
JAN 9784003001219

古今和歌集

¥605

商品レビュー

4.3

12件のお客様レビュー

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2010/05/28

古今(和歌)集とは、…

古今(和歌)集とは、最初の勅撰和歌集である。この古今集は読むたびに新しい感動がある、それはこの序文(古今集の仮名序)をみると、よくわかる。   やまとうたは、人の心を種として、よろづの言の葉とぞなれりける。   花に鳴く鶯、水にすむかはずのこゑをきけば、生きとし生けるもの、いづれ...

古今(和歌)集とは、最初の勅撰和歌集である。この古今集は読むたびに新しい感動がある、それはこの序文(古今集の仮名序)をみると、よくわかる。   やまとうたは、人の心を種として、よろづの言の葉とぞなれりける。   花に鳴く鶯、水にすむかはずのこゑをきけば、生きとし生けるもの、いづれか歌をよまざりける。   力をもいれずして、天地をうごかし、目に見えぬ鬼神をもあはれとおもはせ、男女のなかをもやはらげ、たけきもののふの    心をもなぐさむるは歌なり。日本の古典文学はこの

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2010/05/28

古今和歌集と聞けば何…

古今和歌集と聞けば何か昔の古臭いものだと敬遠されがちですが、何か一首知っているものがあったり、じっくりと聞いてみたら好きになったというものがあれば、それだけでも楽しめます。

文庫OFF

2023/09/07

古今和歌集とは、905年もしくは914年に、勅命によって、紀友則、紀貫之、凡河内躬恒、壬生忠岑 によってまとめられた日本初めての官製の和歌集である 1111首の短歌、長歌からなる 大伴家持の苦労によって、759年ごろにまとめられた4565首からなる、万葉集から155年、それも...

古今和歌集とは、905年もしくは914年に、勅命によって、紀友則、紀貫之、凡河内躬恒、壬生忠岑 によってまとめられた日本初めての官製の和歌集である 1111首の短歌、長歌からなる 大伴家持の苦労によって、759年ごろにまとめられた4565首からなる、万葉集から155年、それもかなによる歌集である 期しも、構成は、どちらも20巻からなる 仮名序という日本語でのまえがきと、真名序という漢文でのまえがきをもっている どれくらいすごいのか たとえば、敗戦時から、米軍から強要されていた英語で、公文書を書かなければならなかったにもかからず、155年後に天皇の発案で誕生した 官製の歌曲集が何と日本語でかかれていたといったイメージである 本居宣長が和歌は「古今和歌集」を頂点とすると言わしめたほど、高く評価した古今和歌集には、日本の心がちりばめられている 古今和歌集でもっとも有名な歌は、第7巻賀歌の冒頭にある、読人しらずの歌である 343 賀 わが君は千世にやちよにさざれ石の巌となりて苔のむすまで ちなみに冒頭の番号は、歌に与えらえた連番、次が章の名である である さらに、百人一首の実に24首が、古今和歌集から取られている 021 春  きみがため春の野にいでてわかな摘む我が衣手に雪はふりつつ 042 春  人はいさ心も知らずふるさとは花ぞ昔の香ににほひける 084 春  久方のひかりのどけき春の日にしづ心なく花のちるらむ 113 春  花の色はうつりにけりないたづらにわが身世にふるながめせしまに 166 夏  夏の夜はまだよひながら明けぬるを雲のいづこに月やどるらむ 193 秋  月みればちぢにものこそかなしけれわが身ひとつの秋にはあらねど 215 秋  奥山に紅葉ふみわけ鳴く鹿のこゑきく時ぞ秋はかなしき 249 秋  吹くからに秋の草木のしをるればむべ山風をあらしといふらむ 277 秋  心あてに折らばや折らむ初霜のおきまどはせるしらぎくの花 294 秋  ちはやぶる神代もきかずたつた川から紅に水くくるとは 303 秋  山がはに風のかけたるしがらみは流れもあへぬもみぢなりけり 315 冬  山ざとは冬ぞさびしさまさりける人めも草もかれぬと思へば 332 冬  あさぼらけありあけの月と見るまでに吉野のさとにふれる白雪 365 離別  立ち別れいなばの山の峰におふるまつとし聞かばいざかへりこむ 406 覊旅  あまの原ふりさけ見ればかすがなる三笠の山にいでし月かも 407 覊旅  わたのはら八十島かけて漕ぎいでぬと人には告げよあまの釣舟 420 覊旅  このたびはぬさも取りあへずたむけ山もみぢのにしき神のまにまに 559 恋  すみの江の岸による波よるさへや夢のかよひ路人目よくらむ 625 恋  有明のつれなく見えし別れより暁ばかりうきものはなし 691 恋  いま来(こ)むといひしばかりに長月の有明の月を待ちいでつるかな 724 恋  みちのくの忍ぶもぢずり誰ゆゑに乱れそめにしわれならなくに 872 雑  あまつ風雲のかよひ路吹きとぢよをとめの姿しばしとどめむ 909 雑  たれをかも知る人にせむ高砂の松も昔の友ならなくに 983 雑  わが庵は都のたつみしかぞ住む世を宇治山と人はいふなり ちなみに、岩波文庫版は、一句一句の意味が詳しくかいていないので、気に入った歌については、個別に確認するか、詳細を記した書をあたったほうがいいかとおもいます 他に気に入った歌は、 187 物ごとに秋ぞかなしき もみぢつつうつろひゆくを限りと思へば 503 思ふには忍ぶることぞ負けにける 色にはいでじと思ひしものを 1064 身はすてつ 心をだにもはふらさじ つひにはいかがなると知るべく など 目次 仮名序 巻第一 春歌 上 巻第二 春歌 下 巻第三 夏歌 巻第四 秋歌 上 巻第五 秋歌 下 巻第六 冬歌 巻第七 賀歌 巻第八 離別歌 巻第九 羈旅歌 巻第十 物名 巻第十一 恋歌 一 巻第十二 恋歌 二 巻第十三 恋歌 三 巻第十四 恋歌 四 巻第十五 恋歌 五 巻第十六 哀傷歌 巻第十七 雑歌 上 巻第十八 雑歌 下 巻第十九 雑体 巻第二十 大歌所御歌・神遊びのうた・東歌・墨滅歌 真名序 解説 初句・四句索引 ISBN:9784003001219 出版社:岩波書店 判型:文庫 ページ数:288ページ 定価:980円(本体) 発売日:1981年01月16日第1刷 発売日:2004年09月06日第42刷

Posted by ブクログ

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