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桜憑き(3) 異形コレクション綺賓館 カッパ・ノベルス異形コレクション綺賓館3

アンソロジー(著者), 梶井基次郎(著者), 小泉八雲(著者), 五代ゆう(著者), 森真沙子(著者), 菅浩江(著者), 菊地秀行(著者), 竹河聖(著者), 坂口安吾(著者), 倉橋由美子(著者), 萩原朔太郎(著者), 井上雅彦

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商品詳細

内容紹介 内容:桜湯道成寺 菅浩江著. 阿弥陀仏よや、をいをい 五代ゆう著. 花や今宵の… 森真沙子著. 約束の日 速瀬れい著. ある武士の死 菊池秀行著. 闇桜 竹河聖著. 花十夜 井上雅彦著. 人花 城昌幸著. 花をうめる 新美南吉著. シロツメクサ、アカツメクサ 森奈津子著. 花畠 吉行淳之介著. 舞花 藤田雅矢著. 桜の森の満開の下 坂口安吾著. 花の下 倉橋由美子著. 春の実体. 憂鬱なる花見 萩原朔太郎著. 春泥歌 赤江瀑著. 山桜 石川淳著. 十六桜 小泉八雲著. 桜の樹の下には 梶井基次郎著. 西行桜(抄)
販売会社/発売会社 光文社
発売年月日 2001/04/25
JAN 9784334074258

桜憑き(3)

¥990

商品レビュー

4.3

7件のお客様レビュー

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2022/04/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

――  はなあらし 手弱女の散るに任せて  このように桜の季節も過ぎつつありますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。ときどき王子に行く機会があって、今年いちばん見たのは飛鳥山の桜かもしれません。去年は小金井公園、一昨年は御苑か? その前は…  とまぁなんとなく桜に記憶はつきもので、憑きもので、それを不死性と取るのは一興。不死者、なんていうとなんとかリング的な、それこそ輪廻が巡って、繰り返す季節のそれぞれが色濃く現れてくる日本という国は、多分に感傷的になりやすいのかもしれませんね。なんつって女々しさにごてごてロジックを塗り固めているだけか?  春生まれということもあって桜には妙な親近感を持っていて、なんとなく好き勝手に印象操作されてて可愛そうだな、と思っていたりする。大方のひとたちの間では酒の肴に愛でるものであって、ある一定の趣味人の間では恐ろしく、不気味な描かれかたをし、なんだか儚いもののように云われるけれど花ってだいたい季節あるよね? なんで特別扱いするかなぁ、というのが正直なところ。桜だって好きで散ってるわけじゃないし、別に来年を約束しているわけでもないのだ。感傷的な時期に咲いて散るのがよくないんだよねきっと。9月はじまりの国だったらこんなに流行らなかったと思う。  まったく、勝手にいろんなイメージを持たれて大変だよなぁ、というところに同情しているのかもしれない。ミステリアスだとか何考えてるかわかんないだとか身勝手だとか、ほっとけっつーの。  ……はふう。  それでもやはり、桜にまつわる、として集めればこれだけの異形が集まるというのは壮観。異形コレクション・桜憑きでした。まぁテーマで購入を即決しているあたり、自分もしっかり桜に魅せられている側の人間なのである。  桜の森の満開の下に持ち出すには、絶好の一冊。  桜前線が未だの方は是非どうぞ。  それではまた来年、お達者で、である。  ☆5

Posted by ブクログ

2012/03/14

新作とスタンダード作品とを収録した≪綺賓館≫シリーズの3冊目。今回は「桜」及び「花」をテーマとしている。 書き下ろしの新作に……そして時にはスタンダード作品と言われているものですら、梶井基次郎の「桜の樹の下には」の影響が見て取れるのは非常に興味深い。「桜」テーマでのもう一つの名...

新作とスタンダード作品とを収録した≪綺賓館≫シリーズの3冊目。今回は「桜」及び「花」をテーマとしている。 書き下ろしの新作に……そして時にはスタンダード作品と言われているものですら、梶井基次郎の「桜の樹の下には」の影響が見て取れるのは非常に興味深い。「桜」テーマでのもう一つの名作、坂口安吾の「桜の森の満開の下」も収録。 ……毎年見るものでありながら、桜の美しさにどことなく落ち着かなくなってしまうのは、美しさの中に“妖しさ”が存在しているが故なのだと改めて気付かされる。 「花見んと 群れつつ人の来るのみぞ あたら桜の咎にやありける  西行」

Posted by ブクログ

2010/09/21

タイトルに惹かれたものの、最初の編が退屈で、速読で無理矢理読んだ。「春泥歌」が一番「異形」らしくて面白い。「舞花」も。他「シロツメクサ、アカツメクサ」「阿弥陀仏よや、をいをい」等が面白い

Posted by ブクログ

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