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ラモーナとおとうさん
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ラモーナとおとうさん
¥935
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商品レビュー
4.3
6件のお客様レビュー
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おもしろかった。自分が子どもの頃に感じていたことなどを思い出した。自分は今や親の年齢で、父母側の言い分というか、都合というか、子どもにはまだ見えていないであろう一人の人間としてのダメさとかそんなのもわかる立場だ。でも、子どもなりの一所懸命さとか、的外れに理解される無念さとか、見え透いたごまかしに苛立つ気持ちとかがすごくよくわかった。子どもの頃に戻って親に抗議したい気持ちだが、そうするとまたうまく言えないで終わるんだろうなあ。
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泣けるほど素晴しく好きでした。 日常の中にある、子どもたちの心の動き、不安や喜び、幸福感に悲しみ。そういうのを描いた本こそが素晴らしいと思います。 とっても素敵なお父さん。ラモーナの良き理解者。 そんなお父さんが、ある日家に暗い顔で帰ってくる。 失業してしまったのだ。。 ラモ...
泣けるほど素晴しく好きでした。 日常の中にある、子どもたちの心の動き、不安や喜び、幸福感に悲しみ。そういうのを描いた本こそが素晴らしいと思います。 とっても素敵なお父さん。ラモーナの良き理解者。 そんなお父さんが、ある日家に暗い顔で帰ってくる。 失業してしまったのだ。。 ラモーナの不安な気持ち。お金のために、自分が子役になってお金を稼ごうかとか、必死に家族を明るくさせようとする健気さ…お父さんのことは大好きなのに、タバコをやめてくれない。タバコを吸っていたらお父さんが死んでしまうかも!なんていう不安… 節約しなくてはいけなくて、ねこの好きなキャットフードも買えない。クリスマスのご降誕劇に出たいのに、衣装も用意して貰えない…そんな中でも子どもの楽しもうとするたくましさも素敵に描かれます。 ラストのクリスマスの美しさ、どれもこれも素敵でした
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『新・この一冊から 子どもと本をつなぐあなたへ』で紹介されていたので、借りて読んだ。 ラモーナ・クインビーは、二年生。 おとうさん、おかあさん、七年生のおねえさん・ビーザスと暮らしています。 ある日、お父さんの仕事がなくなってしまいます。 冒頭30ページでお父さんが失業、ハードです。 二年生で家族の幸せを考えるなんて、すごいです。 家族のなかのもやもや、役に立ちたいと思う気持ちと裏腹な幼さ、いろいろあります。 おとうさんに禁煙させるところ、一生懸命さと意地を感じます。 そういえば、小学校の保健室の壁に、月一くらいで健康に関するポスターが掲示されていました。 そこでみたタバコで黒くなった肺の写真はショッキングで、まだぼんやり覚えています。 だから、ラモーナがタバコのことで急に不安になったりする気持ちがわかります。 大人の弱さやずるさも描かれていてリアルです。 子どもだましではないお話です。 降誕祭というもののイメージや尊さは、キリスト教圏でない国の私たちには分かりづらいです。 でも、クリスマスがただのお祭りさわぎではない特別なものであることを感じました。 ハッピーエンドで良かったです。
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