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反「人権」宣言 ちくま新書
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 筑摩書房/ |
発売年月日 | 2001/06/20 |
JAN | 9784480058980 |
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反「人権」宣言
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商品レビュー
2.9
10件のお客様レビュー
先に言っておくと、個人的には最低最悪の悪本の臭いがする。そもそも、学者なのに全体的に理論的記述が薄い。法律婚や夫婦同姓を礼賛するのは構わないけど、それを無条件に良いこととして事実婚や夫婦別姓を“ただ否定するだけ”だと、学者の発言としては説得力がない。それを理論的に語ろうとしないと...
先に言っておくと、個人的には最低最悪の悪本の臭いがする。そもそも、学者なのに全体的に理論的記述が薄い。法律婚や夫婦同姓を礼賛するのは構わないけど、それを無条件に良いこととして事実婚や夫婦別姓を“ただ否定するだけ”だと、学者の発言としては説得力がない。それを理論的に語ろうとしないといけないのではないのかなあ、学者なんだから。 例えば、「『意思』を矯正するなどして、より高尚なものたらしめる」とか、もはや恐怖。こういう人が勝手に「高尚」なものを決めて、勝手に押しつけてくる。 こういう学者の皮をかぶった非理論家が、一番苦手だ。というか、嫌いだ。
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「人権」という概念の来歴をたどった上で、その中にひそむ「闘争の論理」に読者の注意を促し、現代の日本が陥っている「人権」意識の過剰な氾濫に警鐘を鳴らしています。 イェーリングが明らかにしたように、「権利=法」には「闘争の論理」が組み込まれていると著者は言います。ヨーロッパの中世で...
「人権」という概念の来歴をたどった上で、その中にひそむ「闘争の論理」に読者の注意を促し、現代の日本が陥っている「人権」意識の過剰な氾濫に警鐘を鳴らしています。 イェーリングが明らかにしたように、「権利=法」には「闘争の論理」が組み込まれていると著者は言います。ヨーロッパの中世では、「法」は何よりも古くからの慣習であり、長老や信頼できる人々の記憶によって証明された太古からの伝承と考えられていました。しかしホッブズは、こうした伝統的な「法」概念を一掃し、自然的理性のみによって「法」を基礎づけるべきだという考えを提出しました。それは、現在の生者が父祖たちの英知の結晶である「古き良き法」から正しさを戦い取ることを意味していました。 次に、アメリカの独立宣言で「幸福の追求」という言葉が登場し、功利の実現と私益の追求が認められるべきだという観念が生まれました。さらに、フランス革命における人権宣言では、反共同体的な個人主義が称揚され、「人権」概念に内在していた「闘争の論理」が個々人に付与されるようになります。 著者は、こうした「人権」の歴史をたどった上で、そこに含まれていた「闘争の論理」が共同体から分離された個人に付与されることになったために、情欲のままに行動することを個人の「自由」と思いなすような事態が生じたのだと論じています。 後半は、現在の日本における過剰な人権意識が招いているさまざまな問題について論じられています。が、後半の議論はやや粗いように見えてしまいました。著者が「人権」の歴史をたどったのと同様の慎重さで、「子ども」や「家族」に関する見方の歴史を検討してほしかったという気がします。
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第一部の人権の成立過程については今後また読み直す必要がある。わかりやすくまとめられていた。 第二部は確かにと思う部分と、ん?と思う部分があり。
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