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イスラム再訪(上)

V・S.ナイポール(著者), 斎藤兆史(訳者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 岩波書店/
発売年月日 2001/01/30
JAN 9784000221054

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2007/01/25

世界貿易センタービルが消えなければ、この本は私の中で読むべき候補の中を今でも漂っていたものだろう。でも、本を覚えている、という気持ちから、あの事件をきっかけに、読むべきに切り替わったのは確かだ。 イスラムという宗教(表現が正しくはないのでしょうけど)については困惑の度が増してい...

世界貿易センタービルが消えなければ、この本は私の中で読むべき候補の中を今でも漂っていたものだろう。でも、本を覚えている、という気持ちから、あの事件をきっかけに、読むべきに切り替わったのは確かだ。 イスラムという宗教(表現が正しくはないのでしょうけど)については困惑の度が増している。そんなの理解できない、と感じる。 しかし、この本の中で出てくるムスリムの行動と自爆テロにつながるものは間違いなく感じる。 国自体が内包する宗教問題。国境がもたらす問題。そうしたものの根幹をこの本を読んで感じた。この著者がすでに歪んでいるという指摘もあるだろうが、こういうものを書こうとして歪んでいない方がもっと奇妙だ。その歪みも含めて、イスラム諸国の持ってしまっている様々な問題(外から見ると疑問)をあからさまにしてくれる本だ。 読むのは疲れるけれど。

Posted by ブクログ

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