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デジデリオ 前世への冒険 集英社文庫

森下典子(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 集英社/
発売年月日 2000/01/19
JAN 9784087471502

デジデリオ

¥220

商品レビュー

3.8

18件のお客様レビュー

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2022/08/27

およそ20年前に一度読んでいますが 当時はまだ感想記録を取っていなかったので 再読の機会に書いておこう。 ライターの著者が前世が視える人に 「あなたの前世はルネサンスの彫刻家」 なんて言われて「そんなわけないじゃん」と 半信半疑で調べていくルポ。 前世占いのほうじゃなくて 彫...

およそ20年前に一度読んでいますが 当時はまだ感想記録を取っていなかったので 再読の機会に書いておこう。 ライターの著者が前世が視える人に 「あなたの前世はルネサンスの彫刻家」 なんて言われて「そんなわけないじゃん」と 半信半疑で調べていくルポ。 前世占いのほうじゃなくて 彫刻家の半生のほうに力が入っているから 普通に伝記モノとしておもしろかったわ。 前世が視える関西弁のおばちゃんも 「視えちゃったから伝えとくねぇ〜」みたいな(笑) それで調べ始めたら、待ってましたと言わんばかりに 調査がつながっていくんだが こういうのって別に前世が絡まなくても 何かを強く願ってたら起きることありませんか? ちょっと不思議ですよね。 自分の前世も、何かしら著名人なら調べてみたいが そんな確率はけっして高くないでしょう。 ※今は光文社版の『前世への冒険』  知恵の森文庫のほうが入手しやすいと思います

Posted by ブクログ

2020/05/17

編集者から、京都に人の前世が見える人がいる、見てもらってルポを書きませんか?との提案が。京都で見てもらうと、前世は鑑真の弟子の僧侶。恵美押勝の一族の建造物の監督をしていたそうだ。さらに後日見てもらうと、それ以前の前世では、ルネサンス期のイタリアの彫刻家デジデリオだと言う。真偽を確...

編集者から、京都に人の前世が見える人がいる、見てもらってルポを書きませんか?との提案が。京都で見てもらうと、前世は鑑真の弟子の僧侶。恵美押勝の一族の建造物の監督をしていたそうだ。さらに後日見てもらうと、それ以前の前世では、ルネサンス期のイタリアの彫刻家デジデリオだと言う。真偽を確かめるためにイタリアに行くことにした・・・ おっと、意外な収穫。 樹木希林が出ていた映画「日々是日」の原作のエッセイを書いていた著者のドキュメント。 前世がある/ないに関してはあるかも知れない/ないかもしれない、と思ってるが、あるかも知れないと思わせてくれる。前世があろうがなかろうが、何かをとことんまで調べ尽くすという事がどういうことか教えてくれる、傑作だった。著者の人柄もすごく良かった。

Posted by ブクログ

2018/12/23

「フィレンツェ・ラビリンス~15世紀の私を探して」という番組の原作本。作者は1987年「典奴どすえ」でデビューしたエッセイストの森下典子氏。番組はテレビ向けに構成が変えられていたことがわかる。 京都在住の“人の前世が見える女性”を取材した際、森下氏は自分の前世がデジデリオ・ダ・...

「フィレンツェ・ラビリンス~15世紀の私を探して」という番組の原作本。作者は1987年「典奴どすえ」でデビューしたエッセイストの森下典子氏。番組はテレビ向けに構成が変えられていたことがわかる。 京都在住の“人の前世が見える女性”を取材した際、森下氏は自分の前世がデジデリオ・ダ・セッティニャーノというルネサンス期にフィレンツェで活躍した彫刻家であると告げられ過去の自分探しの冒険旅行(ノンフィクション)がはじまる。彼女自身、当初このオカルト的な透視に懐疑心を抱いていた。しかし、現地フィレンツェで調査にあたり驚愕の事実が明かされていくうち、過去の自分に呼び寄せられでもしているような不思議な感覚に陥っていく。この冒険を通して、彼女は「自分は過去に戻ろうとしたのではなく今を生きようとしたのであり、今を生きる自分の人生のかけがえのない一回性を輝かせたいという切望が過去世を探す旅に自分を駆りたてた」のだと悟る。 大人になるということは夢みたいなことを夢見なくなることなのかもしれない。 デジデリオは「誕生」と「死」の双方向に伸びる「永遠の生命」を表したというが、その時、私には、その廊下が「過去」と「現在」の双方向に向かって伸びているように思えた。その廊下を挟んで、向こうに「彼」が、こっちに「私」がいる。

Posted by ブクログ

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