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さくらんぼの性は 白水Uブックス121海外小説の誘惑

ジャネット・ウィンターソン(著者), 岸本佐知子(訳者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 白水社
発売年月日 1997/10/15
JAN 9784560071212

さくらんぼの性は

¥990

商品レビュー

4

7件のお客様レビュー

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2017/12/18

図書館で。 アトラスの話が面白かったので読んでみました。最初とっつきにくいなぁと思ったんですが犬女の登場辺りからこれはこういうスタイルなのね…とわかると面白く読み終えることが出来ました。 それにしても犬女の彼女はすごいキャラだ(笑)後書きの「気は優しくて人殺し」ってフレーズがま...

図書館で。 アトラスの話が面白かったので読んでみました。最初とっつきにくいなぁと思ったんですが犬女の登場辺りからこれはこういうスタイルなのね…とわかると面白く読み終えることが出来ました。 それにしても犬女の彼女はすごいキャラだ(笑)後書きの「気は優しくて人殺し」ってフレーズがまさにって感じ。彼女は不言実行タイプなんだろうなぁ… 男性が英雄を目指し、時空を越えて犬女の魂を持つ彼女と出会うくだりはロマンティックとも言えるかもしれない。正しいと思う事を正しく行える人は滅多に居ないから、だから煙たがられるのだろうか?まあ…大抵の場合人は民主主義の多数に圧倒されますからね… だからこそ目を瞑りたくなるのかもしれない。 とりあえず他の本も読んでみようと思いました。

Posted by ブクログ

2015/03/02
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

このタイトルがイヤで。 不条理落語の「あたま山」→徒然草の「榎木僧正」みたいな連想させるんですよね・・・・ ディズニーランドより豊島園が好きなあなたにオススメ。 自転しつつ公転する、ぐるぐるの乗り物あるじゃないですか、あんな感じです。 まー、なんといっても犬女のおかーさんです!ほら、日本人的には「親が大事と思いたい」果物ですし~

Posted by ブクログ

2013/10/20

過去、現在、未来、現実と幻想、歴史と寓話のあいだを揺れ動くうちに、だんだん重力を感じなくなる。恋の疫病とやらでバタバタ人が死ぬ変なエピソード、強烈な描写と表裏一体のナイーブさ、言葉の美しいけど跡を残す手触り、そのバランスに、痺れる。 割と最近、別の小説でも時間論を読んだけれど、こ...

過去、現在、未来、現実と幻想、歴史と寓話のあいだを揺れ動くうちに、だんだん重力を感じなくなる。恋の疫病とやらでバタバタ人が死ぬ変なエピソード、強烈な描写と表裏一体のナイーブさ、言葉の美しいけど跡を残す手触り、そのバランスに、痺れる。 割と最近、別の小説でも時間論を読んだけれど、この小説ではまた別の考察がされていたのも興味深い。付箋がたくさん立つ小説がひさしぶりだったので嬉しかった。岸本佐知子訳の影響か、ウィンターソンを読むと、バドニッツが読みたくなる。

Posted by ブクログ

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