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司馬遷 史記の世界 講談社文芸文庫

武田泰淳(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 1997/10/09
JAN 9784061975880

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商品レビュー

3.7

10件のお客様レビュー

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2022/08/21

中国古典へ読書領域を広げたいと考えているのだが、あまりにも知識的に無防備すぎる。若干なりとも武装をする上で、何がよいかと選んだのが、武田泰淳「司馬遷ー史記の世界」。 いくつかの英雄列伝のエピソードを知っている程度という、悲しいほど知識のない私に対して、「史記」の世界を全的に紐解...

中国古典へ読書領域を広げたいと考えているのだが、あまりにも知識的に無防備すぎる。若干なりとも武装をする上で、何がよいかと選んだのが、武田泰淳「司馬遷ー史記の世界」。 いくつかの英雄列伝のエピソードを知っている程度という、悲しいほど知識のない私に対して、「史記」の世界を全的に紐解いてくれる本であるわけだが、何でしょう、この読後の感覚。 未知の書物を解説されて、そこに感動がある、という現象。たとえば知らない映画の解説を聞いて興味を持つことはあったとしても、感動にまで至るか? 「史記」という領域の広大さ奥深さが故なのか、武田泰淳の一世一代の作であるが故なのか。ひとまず中国古典のイニシエーションは無難に済んだ(それが甘いのかどうかは、いまに分かる)。

Posted by ブクログ

2022/06/10

李陵の禍によって宮刑を受けながらも、生きて『史記』を執筆した司馬遷という人物と、彼の歴史観について考察している本です。 著者は、「司馬遷の前にくりひろげられていた世界は、わたくしたちの前にくりひろげられている世界とは、くらべものにならぬ程狭いものであった」としながらも、それが漢...

李陵の禍によって宮刑を受けながらも、生きて『史記』を執筆した司馬遷という人物と、彼の歴史観について考察している本です。 著者は、「司馬遷の前にくりひろげられていた世界は、わたくしたちの前にくりひろげられている世界とは、くらべものにならぬ程狭いものであった」としながらも、それが漢代における「世界」であり、司馬遷はその『史記』において「世界全体」のことを考えたのだと述べています。そのうえで、『史記』における「本紀」と「世家」、あるいは「表」、「列伝」などの構成を検討し、彼の「世界全体」をとらえるまなざしが、時間的に見れば個別的な中断をふくみつつ、全体としては空間的な「絶対持続」を実現しているという見かたが提出されています。 同時に著者は、こうした世界の中心に天子という個人が置かれているといい、「人間」のすがたをえがくことによって「世界」のすがたはえがき出されていると指摘しています。ただしこのばあいの「人間」は、学問が分化していない時代における「人間」であり、そうした「人間」の性格が文学者や英雄豪傑の記述においても反映されていることをたしかめようとしています。 著者が31歳のときに刊行された本であり、司馬遷の世界観の全体像を把握しようとする意図が先立ちすぎているような印象もありますが、著者の鋭いまなざしが随所に感じられます。

Posted by ブクログ

2022/04/23

武田泰淳による「司馬遷」観は,後の中国文学の理解に影響を与えた。歴史的人物の成果から人間観を読み取ろうとした痕跡がみてとれる。

Posted by ブクログ

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