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商品詳細
内容紹介 | 内容:第1-10章 |
---|---|
販売会社/発売会社 | 筑摩書房/ |
発売年月日 | 1995/12/09 |
JAN | 9784480082619 |
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ローマ帝国衰亡史(1)
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ローマ帝国衰亡史(1)
¥605
在庫あり
商品レビュー
3.9
11件のお客様レビュー
全集を購入しやっと第1巻を読む時間ができました。ローマ帝国史に興味がある人はいつか手にとらないといけない本の1つだと思うのですが、読後感としては大変満足しています。日本語訳の中には難解な単語が使われている時もそれなりにありますが、全体的に言えば、18世紀に書かれた本とは思えないほ...
全集を購入しやっと第1巻を読む時間ができました。ローマ帝国史に興味がある人はいつか手にとらないといけない本の1つだと思うのですが、読後感としては大変満足しています。日本語訳の中には難解な単語が使われている時もそれなりにありますが、全体的に言えば、18世紀に書かれた本とは思えないほど読みやすかったです(注釈も非常に役に立ちました)。18世紀に生きたギボンも、基本的には千数百年前の古代ローマ時代やその後の歴史家の記述を参考にしながらローマ史を書き進めているわけで、その意味では現代の我々がタキトゥスなどを参照しているのと時間軸的にあまり変わらないという意味でも、200年以上前に書かれた本という古臭さは全然ありませんでした。 何より共感したのは、ギボン自身の皮肉とも言える表現を多数織り交ぜたローマ帝国評。無味乾燥な歴史書ではなくギボンのレンズを通してみたローマ帝国評は非常に人間臭くて面白かったです。また本の構成も見事だと思います。良いタイミングでペルシアやゲルマン人などいわゆるローマ帝国の敵に関する記述も織り交ぜていて、しかもその説明内容がきわめて的確。長すぎでもなく短すぎでもなく、またややこしいゲルマン民族の種類なども、ギボン自身、民族の中身は切った貼ったでぐちゃぐちゃになっているのであまり真面目に覚えなくてもいい、というように割り切っていて、いち(素人)読者としては助かります。 ローマ史といえば、日本では塩野七生さんの本が有名です(専門家以外の普通の社会人も読めるという意味で)。私はまだギボンの本を1冊しか読んでいませんが、個人的な印象としては、塩野七生氏はミクロな人間像の分析(カエサルやアウグストゥスなど個々人の人間像を想像も含めて深く記述する)が得意な一方で、ギボンはマクロ的かつ俯瞰的な歴史記述を流れるように書くことが非常にうまい印象を持ちました。
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18世紀イギリスの歴史家エドワード・ギボンによって,古代ローマ帝国の衰亡を記述した歴史書の古典大作である。現在となっては学術書としての権威は衰えたものの,読み物として純粋に楽しめるようになっている。全10巻。
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帝政以降のローマ帝国の衰亡の歴史がテーマ。ローマ帝国は実質は軍が支配していて、皇帝には権力がなく必ず最後には殺される。統治のためには何が必要なのかを考えさせられる。統治には権力が必要であり、その権力には正当性が必須ということ。
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