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幕末維新の民衆世界 岩波新書

佐藤誠朗(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 岩波書店/
発売年月日 1994/04/20
JAN 9784004303336

幕末維新の民衆世界

¥220

商品レビュー

3.4

7件のお客様レビュー

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2010/05/28

幕末維新の庶民の日記…

幕末維新の庶民の日記を読み解き、当時の世相を記した本です。武士階級でない庶民の記録はあまり表に出ないので、面白く読みました。

文庫OFF

2022/12/17

幕末維新はまさに世が乱れたのであったなと感得。太平の徳川時代が終わりを告げて、辻斬り、強盗、暗殺、疫病、総踊り、打ちこわし、一揆に戦争と来る。こうやって日記を残すのは総じてインテリ層であり、たまにデマに惑わされつつも世の中の動きをよく見ている しかし薄い新書であるが、解説めいた...

幕末維新はまさに世が乱れたのであったなと感得。太平の徳川時代が終わりを告げて、辻斬り、強盗、暗殺、疫病、総踊り、打ちこわし、一揆に戦争と来る。こうやって日記を残すのは総じてインテリ層であり、たまにデマに惑わされつつも世の中の動きをよく見ている しかし薄い新書であるが、解説めいたことは抜きでひたすら日記からの引用を時系列に連ねていく。密度は濃いが少々読み進めるのが大変。最近の新書だとなかなか無いであろうスタイルだ 買った遊女の名前まで律儀に日記につけたあとに、この世の無常に思いを馳せる元蔵さん。。。

Posted by ブクログ

2020/06/09

ペリー来航から明治政府の開化政策への反発までの約20年間を18の庶民日記でつなぎ合わせて叙述しており、幕末維新の動乱期を庶民がどう生きたのかがわかる構成になっている。当然、個々のエピソードは著者が恣意的に選択しているので、これがマジョリティーな庶民感覚とは限らない事には留意。 驚...

ペリー来航から明治政府の開化政策への反発までの約20年間を18の庶民日記でつなぎ合わせて叙述しており、幕末維新の動乱期を庶民がどう生きたのかがわかる構成になっている。当然、個々のエピソードは著者が恣意的に選択しているので、これがマジョリティーな庶民感覚とは限らない事には留意。 驚くのは国内情勢だけでなく海外情勢までも幅広く入手しており、それを商売に活かそうとしている点である(勿論、噂やデマに振り回される事もある)。やはり開国は非常に大きな出来事であった事がわかる。特に、横浜鎖港・兵庫開港は商売に直結するので関心が高い事がわかる。あとは火事や疫病が多いし、強盗・殺人も多く、かなり物騒な世の中である事を痛感する。よって、経済(カネ儲け・物価)と安全・健康が最大の関心事であり、日々生きる事に懸命なせいか、所謂「幕末の志士」とは違って政治を見る目は総じて冷ややかである。庶民にとっては朝廷だろうが幕府だろうがどうでもいいのかもしれない。これは現代のように政治参加ができるわけでもないという諦めもあるだろう。その代わり、生活への不満は一揆や打ちこわしによって意思表示する事になるわけだが。 幕末維新期に限らず、どの時代にも庶民の暮らしはあり、各々の喜怒哀楽があるのだろう。それは現代に生きる我々もそうであるし、100~200年後の人々が令和時代の庶民の暮らしを振り返る時も同じなのかもしれない。

Posted by ブクログ

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