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芭蕉の門人
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芭蕉の門人
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松尾芭蕉の門人のなかから十人をとりあげ、彼らのそれぞれが蕉門俳諧をどのような方向へと展開させたのかということを、わかりやすく解説している本です。 芭蕉の門人のなかでも主要な弟子十人をえらび「蕉門十哲」と称することは早くからおこなわれてきましたが、本書では宝井其角、服部嵐雪、杉山...
松尾芭蕉の門人のなかから十人をとりあげ、彼らのそれぞれが蕉門俳諧をどのような方向へと展開させたのかということを、わかりやすく解説している本です。 芭蕉の門人のなかでも主要な弟子十人をえらび「蕉門十哲」と称することは早くからおこなわれてきましたが、本書では宝井其角、服部嵐雪、杉山杉風、向井去来、内藤丈草、野沢凡兆、森川許六、各務支考、志太野坡、広瀬惟然らが「新・蕉門十哲」としてとりあげられています。 丈草のように「俳仏一道」を追求した者や其角のように「伊達」の境地に遊ぶ者、支考のような理論家や凡兆のように題材の新しさを重視した者など、芭蕉の門人たちのさまざまな特色をわかりやすく説明するとともに、彼らの多様な展開の源流に位置する芭蕉の広さと深さについても触れられており、興味深く読みました。
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