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行人 岩波文庫

夏目漱石(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 岩波書店
発売年月日 1990/04/01
JAN 9784003101100

行人

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商品レビュー

4.1

36件のお客様レビュー

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2010/05/28

考える事は大切だが、…

考える事は大切だが、ある方向の事柄を突き詰めて考えている兄さんは、地獄の苦しみを背負っている。この話は、哲学や宗教にも通じるものがあるのではないか、というくらい重い話でした。

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2010/05/28

妻の不貞を疑う兄の疑…

妻の不貞を疑う兄の疑心暗鬼を、濃密な文章で描く。

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2023/10/15

後期三部作『彼岸過迄』と『こころ』の間を埋めるニ作目。 『行人(こうじん)』は、道を行く人=旅人という意味。読み終わってみると、物語の終盤を暗示しているタイトルかな。 前作『彼岸過迄』同様に、「友達」「兄」「帰ってから」「塵労(じんろう)」の四篇から構成されていますが、「帰っ...

後期三部作『彼岸過迄』と『こころ』の間を埋めるニ作目。 『行人(こうじん)』は、道を行く人=旅人という意味。読み終わってみると、物語の終盤を暗示しているタイトルかな。 前作『彼岸過迄』同様に、「友達」「兄」「帰ってから」「塵労(じんろう)」の四篇から構成されていますが、「帰ってから」と最後の「塵労」との間が半年近く空いています。これは、胃潰瘍の再発のせいですが、中断する前後で話しの構成が変化しています。語り手が変わるところなどは、後の『こころ』に繋がるプロットが、この『行人』で試みられたのかなと思いました。 内容は、語り手である次男が、兄から「はたして妻はじぶんを愛しているのだろうか」という疑問を投げかけられたことから、本筋が動き出します。 そんな事には頓着しない嫂のクールなところが、激しやすい兄と真逆ゆえに、話しがもつれながら進んでいきます。 終盤には、禅問答の『無門関』第二十三則が後半に出てくるなど、頭が良すぎる兄の苦悩が描かれて、はっきりとした結末が示されないまま、静かに幕を閉じます。ただ、どうにもならない結末ともいえ、これで良かったのかもと思いました。 余談ですが、読書家の坂本龍一さんが、亡くなる数年前に読んでいた本に『行人』が入っていたとのこと。『無門関』も読まれていたようです(『婦人画報』2023年11月号の巻頭特集記事)。

Posted by ブクログ

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