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現代音楽の冒険 岩波新書123

間宮芳生(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 岩波書店
発売年月日 1990/05/21
JAN 9784004301233

現代音楽の冒険

¥440

商品レビュー

3.5

3件のお客様レビュー

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2022/08/07

 1990(平成2)年刊。もちろん作曲家間宮芳生さんの曲は幾らか聴いてきたが著書があることをネットで知ったが、現在はどうやら絶版で、中古で購入。  間宮芳生さんの音楽は正直に言ってさほど注目していなかったが、本書を読んで日本や海外の民俗音楽をかなり研究してきて、そこから現代曲を編...

 1990(平成2)年刊。もちろん作曲家間宮芳生さんの曲は幾らか聴いてきたが著書があることをネットで知ったが、現在はどうやら絶版で、中古で購入。  間宮芳生さんの音楽は正直に言ってさほど注目していなかったが、本書を読んで日本や海外の民俗音楽をかなり研究してきて、そこから現代曲を編み出してきたらしいと知って俄然興味が湧いた。  本書のタイトルは「現代音楽の冒険」となっており、不正確ではないのだが、よりしっくりするのは「民俗音楽を研究することにおいて現代音楽領野に新風を送り込んできた作曲家の冒険」という感じだろう。  研究というほどではないが私も世界の民俗音楽は結構CDを集め聴いてきた口で、やはりそれらを聴くと、近代西欧音楽に限定された人工的なルールブックを改めて対象化し、「音楽って、必ずしもそういうのだけじゃないんだよ」というスタンスを持つことが出来る。間宮さんの探究は日本民謡における「言葉」と音とのつながりにも着目しているので、そういう観点でまたこの方の音楽を聴きたいと思う。

Posted by ブクログ

2012/08/12

音楽とは行為の結果である。その結果がまた自他の行為を誘発し、継続性のなかに音楽が生まれる。 都市文化と基層文化という括りもおもしろい。 ケージやコルトレーンにも言及。 作曲家によるフトコロ深い音楽論。

Posted by ブクログ

2011/10/12

著者間宮芳生氏は、1929年生まれだから、儂の父と同じ歳だ。戦後のクラシック音楽の変遷と自分の職業(=作曲家)への取り組みが興味深く読めた。ドキュメンタリーフィルムや企業のPR映画など、まだ世の中がマジメだった昭和pureバブル期の時代のニオイがよく解る話だった。 読了後、こん...

著者間宮芳生氏は、1929年生まれだから、儂の父と同じ歳だ。戦後のクラシック音楽の変遷と自分の職業(=作曲家)への取り組みが興味深く読めた。ドキュメンタリーフィルムや企業のPR映画など、まだ世の中がマジメだった昭和pureバブル期の時代のニオイがよく解る話だった。 読了後、こんな夢を見た。 否、聴いた。 一音だけが鳴り続けている。たぶん、鍵盤中央のラの音だ(と思う)。 だれかが音叉を叩いたのだろうか。 純音が、小さく鳴り続けている。 いつまで鳴り続けるのだろうかといぶかり始めた頃、1オクターブ上の音が付け加わる。 さらに、もう1オクターブ上の音が、 さらにもう一音が、... と、かぶさり続けて、 純音だったはずのラの音が、女声のラの声になっていた。 響き続けるラの声。 ラだけだった声がターブ上のラとの2音間を上下するようになり、さらに間にソを経由するようになる。 やがて、ペンタトニックのゆったりとしたメロディーに変わってゆく。 単旋律のメロディーに第2の声が加わる。 が、まだ同じ旋律をたどるだけ。 それが5度、4度と離れて重唱になってゆく。 打撃音のリズムが加わり、徐々にテンポも増す。 声の旋律に楽器の旋律が絡みだし、 その楽器が和音を奏でだす。 和音が複雑さを増しセブンスコードになる。 リズムも、細かくなってゆき、複合リズムに変わってゆく。 すでに、和音はナインスを超えて、 儂の耳にはテンションだらけに聞こえ始めている。 楽器の音色も雑音が混じり、ディストーションが掛かりまくっている。 アフタービートだったリズムは、5拍子にでも7拍子にでもカウントできるようになっている。 調性がなくなり、メロディーを追うことはもはや不可能だ。 さらに、分数音まで鳴り響きだして、リズムも分からなくなり、音の洪水が鳴って、... ...目が覚めた。 各章の扉に掲げられていた自作曲の手書き楽譜が面白かった。

Posted by ブクログ

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