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木橋
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木橋
¥220
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商品レビュー
3.7
4件のお客様レビュー
あまりにも自分の幼少期を「かわいそう」な子どもとして美化し過ぎていないか、と思わなくもないが、「たった一人信じられる大人がいたら・・・」と思わずにはいられない。
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震災のあとに『永山則夫』に関する映画『裸の19歳』を観てしまった。それまで、さけていたのか、しらなかったのか、あまり興味がなかったのか、距離があったのだ。連続殺人犯の未成年だった永山則夫氏。新藤兼人監督のその映画でいっぺんに、その世界を考えるようになってしまった。図書館で調べたり...
震災のあとに『永山則夫』に関する映画『裸の19歳』を観てしまった。それまで、さけていたのか、しらなかったのか、あまり興味がなかったのか、距離があったのだ。連続殺人犯の未成年だった永山則夫氏。新藤兼人監督のその映画でいっぺんに、その世界を考えるようになってしまった。図書館で調べたり、古本屋さんで、この本を購入したり、震災のあとの重い空気とダブルパンチだった。死刑されてからも何年も時間が流れている。重い空気とともに気になる本なのである。
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歴史的にも有名な死刑囚・永山則夫の小説。獄中で小説を書くことに目覚め、賞まで獲得し、そして獄中結婚して、40代で処刑された男。 永山の母親が青森県出身で、氏も青森県で過ごした経験もあるということから、ずっと気になっていました。 この作品は小説でありながら自叙伝であり、ところどこ...
歴史的にも有名な死刑囚・永山則夫の小説。獄中で小説を書くことに目覚め、賞まで獲得し、そして獄中結婚して、40代で処刑された男。 永山の母親が青森県出身で、氏も青森県で過ごした経験もあるということから、ずっと気になっていました。 この作品は小説でありながら自叙伝であり、ところどころ自叙的な詩集になっている。自分が罪人となった原因(だと恐らく本人が思っていた)の生い立ちを物語風に綴っている。 表題作の『木橋』は、私が住んでいる近くが舞台になっているため、読みながら風景を想像出来て不思議な感じでした。そういう意味で親しみが湧いた。 小説ではなく自叙伝として書かれた作品もあるようなので、それも読んでみたいと思いました。
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