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がむしゃら1500キロ
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がむしゃら1500キロ
¥605
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商品レビュー
3.5
13件のお客様レビュー
今から50年前、わず…
今から50年前、わずか15歳の少年が千葉ー大阪間(砂利道)をバイクで往復した自伝。とても考えられぬ発想と自由を求めた少年の旅、その旅から多くのことを学ぶ。その後の浮谷東次郎の生き方には感動します。
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よく、日本をマラソン…
よく、日本をマラソンで縦断する人がいますけど、すごい根性だなあと思います。
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筆者、浮谷東次郎は1942年市川に生まれた。カーレーサーとして活躍したが、1965年8月20日、鈴鹿サーキットで練習中に事故、翌日に死亡した。23歳の若さであった。 本書は、浮谷東次郎の日記を書籍化したものであるが、物語の中心は、1957年、東次郎が中学3年生の夏休みのバイク旅行...
筆者、浮谷東次郎は1942年市川に生まれた。カーレーサーとして活躍したが、1965年8月20日、鈴鹿サーキットで練習中に事故、翌日に死亡した。23歳の若さであった。 本書は、浮谷東次郎の日記を書籍化したものであるが、物語の中心は、1957年、東次郎が中学3年生の夏休みのバイク旅行である。8日間かけて、市川と大阪の間を、50CCのドイツ製バイク、クライドラーで往復する。それは、一種の紀行文でもあり、中学生にとっての一種の冒険譚でもある。本当にみずみずしい感性にあふれた文章だ。 時代背景も面白い。 当時は、14歳から原付バイクの免許証が取得できた。だから、15歳の中学3年生が、バイクでの旅行に出かけることが出来たのである。1957年といえば、太平洋戦争が終わってから、まだ10年強。前年、1956年の経済白書は「もはや戦後ではない」と謳ったが、それは、やっと日本経済が戦前の水準に戻っただけの話であり、今と比べると、貧しく、またインフラも整備されていない。当然、東名高速も名神高速もない時代の話。であるばかりか、東京から大阪までの幹線道も、まだ舗装されていないところが多かったことが、本書を読めば分かる。 東次郎は高校入学後アメリカに渡り、また、その後ヨーロッパでカーレーサーとして腕を磨いたそうである。そのようなチャレンジ精神が本書の中に見え隠れする。
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