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中原中也 講談社文芸文庫

大岡昇平【著】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 1989/02/10
JAN 9784061960374

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中原中也

¥990

商品レビュー

4

3件のお客様レビュー

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2010/05/28

中原中也を研究したい…

中原中也を研究したい人は絶対にこの本は読むべきでしょう。さすがはずっと中也研究をしている大岡昇平、中原の幼年時代から生涯を閉じるまでしっかり書かれています。大岡の友人であり師である小林秀雄と大岡の喧嘩友達である中原中也の激しい交友にも決して妬いたり自分の感情を入れすぎたりせずにク...

中原中也を研究したい人は絶対にこの本は読むべきでしょう。さすがはずっと中也研究をしている大岡昇平、中原の幼年時代から生涯を閉じるまでしっかり書かれています。大岡の友人であり師である小林秀雄と大岡の喧嘩友達である中原中也の激しい交友にも決して妬いたり自分の感情を入れすぎたりせずにクールに批評をしているのに、どこかに二人に対して抱いている作者の温かみを感じられる一冊。

文庫OFF

2013/11/05

作品やルックスからは繊細で寡黙なイメージを抱くが、 中原中也はなかなかめんどくさくて複雑な人間だ。 文学上の友として喧嘩したり嫉妬しあったりと、 中原と筆者の関係は常に友好的であったわけではないようだが、 冷静な分析は非常に説得力がある。 その一方で、長い年月を経たからこそ感じ...

作品やルックスからは繊細で寡黙なイメージを抱くが、 中原中也はなかなかめんどくさくて複雑な人間だ。 文学上の友として喧嘩したり嫉妬しあったりと、 中原と筆者の関係は常に友好的であったわけではないようだが、 冷静な分析は非常に説得力がある。 その一方で、長い年月を経たからこそ感じる、若くして亡くなった友への 感傷がにじみ出ており、筆者の中原への尊敬の気持ちも感じられる。

Posted by ブクログ

2006/10/01

中原中也考察本。二十数年の間に中也について書いたものをまとめたものなのだそうなので文量は多い。「詩人」の項が特に血の通った感じがして好きだ。「しかし中原が今生きていて、僕がこの頃書いてるものを読んで、何て言うだろうかと思うと、やはりゾッとする。」

Posted by ブクログ

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