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新ルポ・精神病棟 朝日文庫

大熊一夫【著】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 朝日新聞社
発売年月日 1988/03/20
JAN 9784022604941

新ルポ・精神病棟

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商品レビュー

4

4件のお客様レビュー

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2010/05/28

1970年、著者はア…

1970年、著者はアル中患者を装って精神病院に潜入、それが前作「ルポ・精神病棟」。あれから15年。果たして精神病院の実態は改善されたのか? 不潔な食器に粗食、監禁、体罰、リンチ、強制労働。患者蔑視と治療放棄の悪質病院はまだ存在していた。表面上は立派な病院、優秀な医師たち。だが、そ...

1970年、著者はアル中患者を装って精神病院に潜入、それが前作「ルポ・精神病棟」。あれから15年。果たして精神病院の実態は改善されたのか? 不潔な食器に粗食、監禁、体罰、リンチ、強制労働。患者蔑視と治療放棄の悪質病院はまだ存在していた。表面上は立派な病院、優秀な医師たち。だが、その実態は……。その一方で、良心的病院は開放病棟での熱心な治療を、赤字財政に苦しみながら忍耐強く続けている。病院の選択は精神科では特に重要、また、社会的偏見や無知も大きな問題。

文庫OFF

2022/07/06

非常に分かりやすい上に丹念に取材している印象。前作『ルポ・精神病棟』で1970年に実際に潜入取材しただけあって説得力が増す。この本は1985年に書かれていて、第一部は宇都宮病院事件の経緯が詳細に書かれている。第二部は精神医療の変化した部分をかなり希望を持って書かれているようだ。し...

非常に分かりやすい上に丹念に取材している印象。前作『ルポ・精神病棟』で1970年に実際に潜入取材しただけあって説得力が増す。この本は1985年に書かれていて、第一部は宇都宮病院事件の経緯が詳細に書かれている。第二部は精神医療の変化した部分をかなり希望を持って書かれているようだ。しかし、変化したのか疑問だ。2022年刊行『ルポ・収容所列島』によると病院から退院出来ても、行政側とグルになり貧困ビジネスのような搾取システムがあるようだ。「良心派」が増えて、潰されないような仕組みが必要だと強く感じる。

Posted by ブクログ

2009/01/09

最近、本来保護するべき立場の人が虐待したり、って事件多いですね。この本は精神病院と言われる病院事件の発端となった宇都宮病院リンチ怪死事件というのが前半部分です。読んでいて背筋が寒くなります。まるでアウシュビッツです。すさまじいまでの暴力支配。こんな病院がつい最近まであったとは。読...

最近、本来保護するべき立場の人が虐待したり、って事件多いですね。この本は精神病院と言われる病院事件の発端となった宇都宮病院リンチ怪死事件というのが前半部分です。読んでいて背筋が寒くなります。まるでアウシュビッツです。すさまじいまでの暴力支配。こんな病院がつい最近まであったとは。読んでいて人事でないのは、もし、発病して精神科救急につれていかれると、患者に病院を選択する自由がなく、運悪く、最悪の病院に入院にでもなれば、治るどころか、精神疾患がますます悪化して沈殿患者となっていってしまう、ということです。まあ、この事件以降、法律が改正されたりしてずいぶんと待遇はましになっているようですが、全国にある病院の中には治療にあまり熱心でなく今でも閉鎖主義を貫いているところもあるでしょうね。後半は先進的に精神医療に取り組んでいる医者の話しが出てきてホッとします。天国と地獄、両方の両極端な病院を経験した患者の話しが特に参考になります。精神疾患への偏見をなくすためにもお薦めの本です。

Posted by ブクログ

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