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大唐帝国 中国の中世 中公文庫

宮崎市定【著】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 中央公論社
発売年月日 1988/09/10
JAN 9784122015463

大唐帝国

¥550

商品レビュー

4.8

5件のお客様レビュー

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2020/06/05

長年積んでたのをようやく。大唐帝国とか言いながら、漢代からの数百年に渡る中国中世史概説と言っても良い。南北朝時代の頃の北朝の野蛮人ネタ、南朝の内ゲバ文弱ネタはやや一昔前のテンプレ解釈のような趣もあるが、それも含めて偉大な概説として受け取れた。文章も軽快で非常に面白い。時たま同時期...

長年積んでたのをようやく。大唐帝国とか言いながら、漢代からの数百年に渡る中国中世史概説と言っても良い。南北朝時代の頃の北朝の野蛮人ネタ、南朝の内ゲバ文弱ネタはやや一昔前のテンプレ解釈のような趣もあるが、それも含めて偉大な概説として受け取れた。文章も軽快で非常に面白い。時たま同時期ヨーロッパと比較など筆の乗りっぷりは面白いし、流石に大学者の名著。最後には景気循環論の走りもあったり。

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2017/09/03

タイトルは「大唐帝国」とあるが、 チャイナの中世、すなわち、 漢帝国の終わりから、宋の初めまでの歴史が書かれた本である。 中学高校と世界史の中で、チャイナの歴史も習ったが、 五胡十六国時代、などは詳しく知らなかったので、 たいへん勉強になった。 それにしても、易姓改革のすさま...

タイトルは「大唐帝国」とあるが、 チャイナの中世、すなわち、 漢帝国の終わりから、宋の初めまでの歴史が書かれた本である。 中学高校と世界史の中で、チャイナの歴史も習ったが、 五胡十六国時代、などは詳しく知らなかったので、 たいへん勉強になった。 それにしても、易姓改革のすさまじいこと。 チャイナには、いったい何人の皇帝がいたのであろうか? チャイナの歴史を見ていると、 統一国家が覇を唱えている状態がフツウなのか、 諸豪が群雄割拠している状態がフツウなのか、 分からなくなる。 統一と分裂が繰り返されてきたことは事実であるので、 今のチャイナもいつかはまた分裂するのだろう。 日本やチャイナの周辺国からすれば、 チャイナに強大な統一国家が生まれると、 たいへん迷惑を被る。 チャイナが、金持ちになり、 「チャイナの夢」を夢想している今も たいへん迷惑である。

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2017/03/13

中高と三国志にハマっていた自分。 「せっかく中国史の世界に踏み込んだしもっと色々知りたいな」と思い買ったのがこの本。 ポスト三国時代、というよりも中国中世という長いスパンを描いたこの本は素晴らしく面白い。 だいたい戦乱の時代というのは登場人物も国も多くて落ち着きがなく、わけがわか...

中高と三国志にハマっていた自分。 「せっかく中国史の世界に踏み込んだしもっと色々知りたいな」と思い買ったのがこの本。 ポスト三国時代、というよりも中国中世という長いスパンを描いたこの本は素晴らしく面白い。 だいたい戦乱の時代というのは登場人物も国も多くて落ち着きがなく、わけがわからんという印象ですが、ふつうに読み物としてこちらは面白い。 しかもこれはそれだけでなくきちんと当時の学問的な問題意識も踏まえている。 その問題意識というのが、古代と中世の線引きとか中世と近世の線引きという、私のようないい加減な人間からするとそんなのどっちでもいいじゃないかという気もするわけですが(失敬)、けれども著書がただ面白いというだけでなくて、こういった学者的な問題意識もきちんと盛り込むのは、学者の社会に対する誠実さの一つなんじゃないかなとも思うわけです。

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